あさえとちいさいいもうと【17位】

筒井頼子(作) 林 明子(絵) 福音館書店

お勧めの絵本の理由やお子さんの反応など

上の子(5歳)が小さい時、同じシリーズの「はじめてのおつかい」にはまり何度も何度も読みました。
下の子(3歳)が生まれてからしばらく赤ちゃん返りやらやきもちやら、2歳違いなだけにそれはそれは大変だった頃、本屋で上の子が似たような絵本のこの本を自ら選び、初めて自分で欲しいと言った本です。
これを『なっち(上の子)とちいさいいもうと』とし、妹のあやちゃんをみっちゃん(下の子)として読んであげました。あれだけ下の子にやきもちを妬き、意地悪ばかりしていた上の子が、みっちゃんがいなくなるシーンで涙し、見つかったシーンではよかったよかったと下の子を抱きしめていたのが印象的です。
お姉ちゃんになったんだなあーと実感した瞬間でした。
上が4歳、下が2歳になる頃には、各々の台詞を自分で言うようになり、三人でちょっとした小芝居風でとても楽しく読んでいます。
今でも一週間に一度は読む姉妹で大好きな絵本です。
私(母親)自身が一番好きな本です。
でも、この絵本リストには息子の選んだ絵本を投稿しようと思い、私の意見を言わずに息子に聞いてみたところ、たくさんある本の中からこれを選んだのです。
とってもびっくりしたのと同時に嬉しかったです。
男兄弟なので、まさかこれを選ぶと思ってなかったので、理由を聞くと、本に出てくる妹が自分の弟のように思えて本の最後のページの気持ちが(文字はありませんが)よく分かるのだそうです。
それを聞いて、とても温かい気持ちになりました。
(三重県在住、4歳10ヶ月男の子、2歳10ヶ月男の子、日本語250冊・英語50冊)
うちは一人っ子なのですが、これを読むと兄弟をとても欲しがります。
妹が欲しいや、お姉ちゃんが欲しいなどと言います。時にお姉ちゃんになったり、妹になったり・・・。
兄弟を持つ、という疑似体験をしているようです。背景が昭和の牧歌的な雰囲気なところも気に入っています。
親子共々何度か最後のシーンの所で涙が出て来てしまいました。背表紙までお話が続いている所も素敵です。
(イタリア在住、3歳11ヶ月女の子、日本語300冊・イタリア語50冊)
子ども(特に下の子)は毎日読みたがります。
上の子も下の子もそれぞれ何か感じているようです。
自分の子どももこんなやさしい子に育ってくれたらいいなぁと思います。
(東京都在住、5歳0ヶ月男の子、2歳5ヶ月男の子、日本語60冊・英語5冊)
この絵本を持ってきて、何度も読んでとせがみ、読むとじーっと聞いています。
おねえちゃんのあさえと妹のあやちゃんのドキドキ感あるお留守番のストーリーが子どもを釘付けにするのかもしれません。
数回読んだら、内容も覚えてしまったようで、口ずさんでいました。
(神奈川県在住、1歳10ヶ月男の子、日本語250冊)
私が小さいころ好きで母によく読んでもらっていました。
これを読むと、妹がほしくてほしくてたまらなかったことを思い出します。
今は娘によく読んで聞かせています。
祖母をあやちゃんにみたてて自分があさえになり、姉妹ごっこして遊んでいます。
私の母を『あやちゃん!』と呼ぶので笑ってしまいます!
(神奈川県在住、2歳9ヶ月女の子、3ヶ月男の子、日本語250冊)
お風呂に入れるときに毎回リクエストされて読んでいます。
あさえ あやちゃん のところを私と娘の名前に置き換えて読んでいます。
(フランス在住、2 歳女の子、日本語140 冊・フランス語20 冊)