バムとケロのさむいあさ【26位】

島田ゆか(作) 文溪堂

バムとケロの二人が池に行くと、
あひるのカイちゃんが、池と一緒に凍り付いていました。

二人はカイちゃんを助けて、家につれて帰りました。

そして、お家で一緒に遊びました。

遊びつかれて眠ってしまい、次の朝になりました。

バムとケロが目を覚ますと、カイちゃんは置手紙をして、
お家に帰った後でした。

そして、また、バムとケロの二人が池に行くと・・・・。

とっても面白いラストシーンが待っています(笑)。

おすすめのポイント

グラフィックデザイナーの島田ゆかさんが描かれた、
人気のシリーズです。

お話は、ほのぼのとする内容です。

特におすすめするのは、【絵】です。
読むたびに、発見があるほど、
お家のインテリアや小物など、丁寧に工夫を凝らして描かれています。

例えば、お風呂が赤色の犬の形なのですが、
洗面器もベビーパウダーの容器も、お風呂と同じ形をしています。

その犬の形は、バムのお洋服のポケットや長靴にも使用されています。
楽しいですね♪

お勧めの絵本の理由やお子さんの反応など

大型本で色使いがカラフルで楽しいです。
細かい絵の中に、子どもが宝物を見つけるように何かを発見すると、なんだかうれしい気持ちになります。
上の子に読んであげています。
冒頭の「・・・めがさめると はなが つめたかった」というところで、お鼻を触るととても喜びます。
また、子どもと一緒に笑ってしまうところがたくさんあります。ケロちゃんがお風呂でおならをしてしまうところや、かいちゃんがこおりついてしまうところ。
バムとケロのびっくりした様子がおもしろおかしいです。
また、「なんと」という表現がとっても笑えるので、強調して読んであげると大喜びします。
(千葉県在住、男4 歳6 ヶ月・男11 ヶ月、日本語184 冊・英語31 冊)
しっかり者のお兄ちゃん(バム)と、やんちゃな弟(ケロ)の日常がリズムのある言葉で語られ、子どもが自分で何度も何度も楽しそうに読んでいます。
絵が緻密でところどころに遊び心があり、大人が読んでも楽しい本です。
(沖縄県在住、4歳6ヶ月の女の子、日本語154冊)
年齢の違う子ども3人ともがとても好きな絵本です。
一番上と一番下の年齢差が4歳あると、なかなか一緒に楽しめる本はないのですが、この本は読むたびに新しい発見があって、見つけたときは子どもも目をキラキラさせて喜び、とてもたのしんでいます。
シリーズすべて持っていますが、いつまでも飽きずに「読んで、読んで」と一番リクエストが多いです。
本の内容も子ども自身ケロちゃんに共感しているようですし、育児をしている中で、ケロちゃんのような子どもと日々戦っている親も共感するところがあり、親子で楽しめる本です。
(兵庫県在住、6歳女の子、4歳7ヶ月女の子、2歳11ヶ月男の子、日本語400冊)
バムケロシリーズはすべて息子のお気に入りで、すみずみまで絵をチェックしています。
この本はとくにバムのやさしさが際立っていると思いますし、あと最後にオチがあるところも好きです。
(東京都在住、2歳7ヶ月、日本語154冊)
バムとケロのシリーズはガラゴも含めすべて持っています。
色があざやかで、絵をみているだけでも楽しいです。
最後におちがあったり、バムとケロの行動が対照的であったり、隠れキャラクターがいたりと内容以外のことも楽しめます。
子どもたちはケロちゃんの行動のいい所とちょっと悪い所を見つけて、自分のことを振り返っているように感じます。
(静岡県在住、4歳3ヶ月男の子 1歳6ヶ月男の子、日本語120冊)