ビロードのうさぎ

マージェリィ・W. ビアンコ (作), 酒井駒子 (絵・訳) ブロンズ新社

最初、ビロードでできたぬいぐるみのウサギは、とても立派でした。

しかし、時と共に、ウサギのぬいぐるみのウサギは、ぼろぼろになってしまいました。

ある日、ウサギの持ち主のぼうやが、病気になってしまいました。

それでも、ウサギのぬいぐるみは、ぼうやのお布団に一緒にいました。

「ぼろぼろのウサギのぬいぐるみは、ばい菌だらけなので、すぐにでも焼いてしまいなさい!」
と、ある日、お医者さんは言いました・・・・。

ゴミ袋に入れられたウサギのぬいぐるみは悲しくて涙を流しました
・・・・すると、妖精が現れ、ぬいぐるみのウサギは【本物】になりました。

おすすめのポイント

なるべく増えないように気をつけていても、
プレゼントなどで、子ども達のおもちゃは増えていきます・・・。

収納を工夫していても、増えすぎたおもちゃを処分しないといけない事もありますよね・・・。

私は、人形やぬいぐるみを捨てるのが、とても苦手なんです。

そして、娘達が気に入っている、人形やおもちゃは、
もって歩くのが恥ずかしくなるほど、ぼろぼろだったりも、いたします(涙)

しかし、この絵本を読んでから、
物を愛する気持ちや心から大切に思うことの大切さに気がつきました。

よるくまの作者、酒井駒子さんの絵と抄訳が、とても素敵です。

物を大切にする事、物を愛する気持ちを親子で学べる絵本です。

お勧めの絵本の理由やお子さんの反応など

数ヶ月前から長女が特に気に入っています。今も何度も読んでと持ってきます。玩具や生き物を見てよく「これは本当のもの?」「本当のものってな~に?」と絵本の言葉をかりて聞いたりします。少し長めの本ですが、下の子も一緒に見て「もう一回」と言うこともあります。
(埼玉県在住、3歳0ヶ月女の子・1歳6ヶ月男の子・第三子妊娠6ヶ月、日本語660冊・英語112 冊)