こんとあき【3位】

林 明子(作) 福音館書店

お勧めの絵本の理由やお子さんの反応など

娘の一番のお気に入りで、一日に何回も読んでと持ってくる絵本です。
おばあちゃんの、孫「あき」への無償の愛が、手作りのぬいぐるみ「こん」を通じてあらわれていて、読むたびに胸が熱くなる素晴らしい絵本です。
旅中にトラブルに巻き込まれボロボロになった「こん」。
「あき」に助けられ、やっとおばあちゃんの家に到着するシーンでは、何回読んでも涙があふれてしまいます。
人間以外のモノにも込められた感情があることを知り、そういう気持ちを感じ取ることができ、大切にできる。
そんな人に育ってくれたら素敵だなと思って、今日もせっせと読み聞かせています。
(徳島県在住、3歳11ヶ月女の子、日本語250冊・英語20冊)
「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と、何があっても口癖のようにそう言うポジディブな狐のコンと、心配性のアキの二人の旅が、楽しく心温まるお話です。
2歳の息子は、包帯を巻いているコンを見るたび、右手でヨシヨシとコンをなでております。
この本を読むようになって以来、自宅に置いてある子どもと等身大ほどのクマのプーさんと、すっかり仲良しになっており、ほほえましい光景です。
(東京都在住、2歳1ヶ月男の子、日本語250冊・英語100冊)
林明子さんの絵本はどれも大好きなのですが、特に大好きなぬいぐるみと旅をするのは夢があってすてきだと思います。
絵も優しいタッチでかわいくて大好きです。
(東京都在住、8歳半の男の子、3歳9ヶ月の女の子、日本語400冊)
長い文章の絵本を最後までなかなか集中して見たり聞くことが難しい息子が、2歳代から、この絵本は最後までよく見ていること、また、母親が読んで、毎回涙しそうになるほど感動してしまうので。
(広島県在住、4歳0ヶ月、日本語150冊)
子どもの反応が他の絵本に比べて特に良かった。
『優しさ、強さ、思いやり、危険、安心、自立、仲間、家族』生きて行く中での経験や大切な事が短い絵本の中に全て詰まっている。
絵が可愛い。
色がキレイ。
絵がほのぼのとしている。
心温まる話の内容で子どもの気持ちもつかんでいる。
ぬいぐるみのこんだけど、あきとは大の仲良し。
現実ではありえないけど、子どもは、このお話に夢中です。
電車に乗ったり、ちょっとしたアクシデントがあったり・・・。
でも、あきとこんはいろんなことを、乗り越えて、一緒におばあちゃんの家まで、無事到着します。
その旅の様子がとても、楽しく頼もしく描かれていて、子どもの大好きな絵本です。
絵のリアルなかわいらしさ。
絵本の中の主人公の女の子の表情が、うちの子ども(3歳男の子)と同じだな・・・と、思いながら見ている。
こんのケナゲさに大人も泣いてしまいます。
息子はまだ1歳9ヶ月で、ストーリーなどは分かっていませんが表紙の電車の絵に敏感に反応し楽しそうにページをめくります。
いつか内容が分かる日がきて、一緒に泣いてくれるようなやさしい子になってほしいと思っています。