パット=ハッチンス (著), わたなべ しげお (翻訳)
空気を読む力・集中力・観察力をつける絵本
あなたは、お子さんへ次の3つの力をつけて欲しいと思いますか?
1.「空気を読む力」
2.「集中力」
3.「観察力」
この3つの力があると、
学力向上はもちろん、
学校生活を楽しんだり、
コミュニケーションがスムーズになったり、
仕事のスキルが上がったりなど、
豊かな人生を過ごすために必要な力でもありますよね!
もし、この3つの力をつけて欲しいと願うのでしたら、
この絵本を何回も読んであげることをお勧めします。
『ロージーのおさんぽ』あらすじ
何も知らず散歩を楽しむめんどりと、
あとを追うきつねが織りなす、
スリルあるドラマを“絵で語る”異色の絵本。
ほとんど文章がなく、
絵を見て理解するような本です。
<アマゾン>(内容)より
子育てワンポイントアドバイス
「その場の雰囲気を察して空気を読むこと」
「1つのことに集中すること」
「しっかりと観察すること」
これらの力があると、
勉強もできるようになる可能性は高くなりますし、
人生を豊かに過ごせる可能性も高くなりますよね。
実は、この3つの力をつけるためには、
「たった1つのことができるだけでO.K」なのです。
では、
「たった1つのこと」とは、何だと思いますか?
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それは、「よく見ること」です。
「場の雰囲気を察するため」には、
「場をよく見ること」
「集中するため」には、
「1つの物をよく見ること」
「観察するため」には、
「対象としている物をよく見ること」
つまり、
「よく見ること」が必要なのです。
この絵本には、
全てのページに狐が登場するのですが、
狐に触れる文章は全くありません。
めんどりのロージーの行動だけが
短い文章で語られているだけです。
しかし、
この絵本を読んでもらった人は、
「絵を読む」ので、
狐の行動をよく見ることができるのです。
そのため、この絵本を何度も読んでもらって育った子どもは、
「よく見る習慣」がつきます。
余談ですが、
私はこの絵本から、「自分が集中すると、
マイナスの点は存在しなくなる」ことを感じました。
なぜならば、ロージーはお散歩に集中していたので、
狐の存在はロージーにはわからない。
つまり、ロージーとって、狐は存在していないのです。
そう考えると、「大人にも学びの多い絵本と言える」と思います。
この絵本は次の3人にお勧めします。
1.「空気を読む力・集中力・観察力」を子どもにつけて欲しい、親御さん。
2.「空気を読む力・集中力・観察力」を自分がつけたいと思っている人。
3.「安心して目標達成したい」と思っている人。