世界のむかしばなし

太田 大八 (イラスト), 瀬田 貞二 (翻訳)

【グローバルな子に育てたいあなたへ】⇒『世界のむかしばなし』

勉強ができる人、
社会で活躍する人、
などに共通するのは、
文字を読むスピードが速いことです。

文字を読むスピードを速くするためには、
どうしたら良いでしょうか?

速読もあるかもしれませんが、
日常的に本を読むことで、
かなりのスピードアップになります。

そして、日常的に本を読むためには、
本を好きになることです。

小さい頃から、絵本を読み活字に親しんだり、
親が児童書を読み聞かせをすると、
かなりの高確率で、
子どもは本好きになります。

「文字が多い本を好きになって欲しい」
あなたがお子さんにそう思うのでしたら、
この本はお勧めです。

あらすじ

世界のむかしばなしの中から選んだゆかいなお話を、
楽しい絵で贈ります。

「おばあさんとぶた」「くぎスープ」
「五本のゆびさん」「ねこの大王」など14編を収録。

学研71年刊「世界のむかし話」の改題。

<Amazon.co.jpより>

子育てワンポイントアドバイス

通信手段の普及や
交通網の発達によって、
世界の距離は短くなっています。

私達の子ども達は、
グローバル(世界的)な視野で考えて行動することが必要になります。

そのためには、どうしたら、良いでしょうか?

色々な国の文化や習慣を理解することも、
重要なことです。

そして、文化や習慣を理解するために、
色々な国の昔話を読むことは、
子どもの時からできることの1つです。

昔話を読むと、
文化や習慣を理解できる上に、
国民性をうかがうこともできます。

そのため、このような本を小さい頃から読んでもらうことで、
文化や習慣や外国の国民性などの違いを受け入れたり学んだりを、
大きくなって、すんなりとすることができるのです。

『世界のむかしばなし』は、
イギリス三話、ドイツ二話、ノルウェー二話、ロシア二話、
スウェーデン、フィンランド、スペイン、ハンガリー、インドが、
一話ずつ、合計十四話の昔話がおさめられています。

一話あたり、5ページから15ページと短くて、
楽しくてゆかいなグルグル話です。

グルグル話というのは、
順序良く、気持ちの良いリズムをおこして、
次々にグルグルと動いていく話です。

グルグル話の長所は、
単純なくりかえしのおもしろさで、
一度聞くと忘れにくい点です。

挿絵は、カラーと白黒の繰り返しです。

白黒とカラーを交互に使うことで、
カラーの印象的な場面がより際立ちます。

お子さんが自分で読んだり、
親が読んであげたり、
親子で楽しむことができる1冊です。