ゾウの森とポテトチップ

横塚 眞己人

【説明文に強くなる!】⇒『ゾウの森とポテトチップ』

絵本は物語が多く、それを読むことで、子どもの言葉や想像力は育ちます。

ただ、時には説明文の絵本を取り入れることで、
子どもの論理的思考が育ちます。

特に、小学校・中学校の受験を、検討や準備しているお子さん、
高校受験以降の説明文に慣れることも視野に入れて、
知識の絵本を読んであげることは大切ではないでしょうか。

あらすじ

世界で3番めに大きな南の島・ボルネオ島のゾウたちの命があぶない。

わたしたちが何気なく食べているポテトチップス、
毎日つかっているシャンプーや洗ざい…

これらがゾウたちの命をおびやかしているって、ほんと?

―熱帯雨林の森がへっているボルネオ島の真実と、
わたしたちのくらしとのつながりを知る写真えほん。

<Amazon.co.jpより>

子育てワンポイントアドバイス

「健康的で環境にやさしいから」と、
私達が使っている洗剤やせっけん、
化粧品、インキ、ろうそくなどの原料に使われているパーム油。

パーム油は、冷凍食品、レトルト食品、マーガリン、粉ミルクなど、
様々な食品に使われています。

そして、ポテトチップスにも・・・。

そのパーム油を栽培するために、
熱帯雨林の木が切られ、
森やそこで暮らす生き物たちが犠牲になっています。

私達が健康や環境に良いものを求めた結果、
パーム油の生産量は拡大し、
熱帯雨林の消失やさまざまな問題を招いてしまったのです。

私達大人や未来にはばたく子ども達にできることはどのようなことでしょうか?

それは「知る」ということかもしれません。

「知る」という最初の一歩を踏み出すことで、
「物を買う時は考えて買うこと」や
「買ったものは大切に使うこと」など、
次の一歩につながる行動ができます。

この本の売り上げの一部で、
ボルネオ保全トラストジャパンの取り組みを支援するそうです。