おしゃれねこ

工藤 直子 (著), 小沢 良吉 (イラスト)

【他人の目を気にしてしまうあなたへ】⇒『おしゃれねこ』

良い絵本でも、絶版や重版停止によって、
購入できなくなっている場合があります。

今までは、紹介したい絵本がある際に、
Amazonや楽天ブックスを調べ、
購入できなくなっている場合には、
紹介を止め、別の絵本を紹介していました。

ただ、これからは、紹介したい絵本は、
購入できるかどうかにかかわらず、
自分の気持ちに正直になって、
紹介させていただきます。

本日紹介する『おしゃれねこ』は、
私も2人の娘たちも大好きな絵本です。

お話も素敵ですし、
小沢良吉さんの描く猫の表情がたまりません。

あらすじ

猫の町に住んでいる、
おしゃれの好きな、おしゃれねこは、
みんなから褒められるのが大好き。

でも、ぼさねこだけは、おしゃれねこを褒めない・・・。

ぼさねこに「きれいだね」と言って欲しくて、
おしゃれねこのおしゃれは、どんどん過激になります。

ぼさねこが、おしゃれねこに
「良く似合う、きれいだぜ」と言ったのは、
意外な場面でした。

それは、どんな場面だったと思いますか?

子育てワンポイントアドバイス

初めは「好きだから」「楽しいから」で始めたことであっても、
「人に褒められたい」
「他人から認めて欲しい」のように、
邪(よこしま)な気持ちを持ってしまうと、
どんどん過激になってしまったり歯止めが利かなくなったりしてしまうことって、
誰にでもあるのかもしれません。

例えば、
物のコレクション、
おしゃれ、
ネイルアート、
SNSでの情報発信
など、他にもあるかもしれません。

もし、そうなってしまったら、
私達親はどのようにしたら良いのでしょうか。

他人から認められたり褒めたりされることよりも、
自分の心が求めることや
自分がプラスの気持ちを感じることをすることが大切と、
言葉や態度で教えることが大切なのかもしれません。

この絵本は、おしゃれを例に、
他人からの評価を求めるよりも、
自分の気持ちに正直になることの大切さを教えてくれる絵本です。