しょうぼうじどうしゃじぷた【26位】

渡辺茂男(作) 山本忠敬(絵) 福音館書店

お勧めの絵本の理由やお子さんの反応など

自分自身子どもの頃お気に入りの絵本で、ずっと本棚に入っていました。
大人になってから読み返すと、「だれにでも長所があるんだ、存在価値があるんだ」という、その深さ、はげましに旨がいっぱいになって、涙がでそうになりました。
友人の子どもさん(男の子、5歳)に贈ったところ、おおよろこびで、さっそくまだ字の読めない妹さんに読み聞かせてあげていたと聞き、贈ってヨカッタとうれしくなりました。
(東京都在住、まだ子どもがおりません、実家から持ってきた自分自身のもの2冊)
自分が小さい頃に読んだこともあり、息子も特殊車両を好んでいたので購入しました。
久し振りに読んで親子ではまりました!(笑)周りを気にせず、自分なりに努力することが大切なんだなあ…と、感動しました。
息子も大好きです。しばらくは外で、消防車や救急車などみかけると、ぱんぷくんやいちもくさんと言っていました。
(大阪府在住、3歳8ヶ月の男の子・1歳4ヶ月の女の子、日本語238冊)
男の子が二人いましたが、二人とも、大好きで・・・ボロボロになったので、2冊目を買ったほどです。
派手な絵本でもないのですが・・・ちっちゃなジプタクンが活躍するところ、文章のリズム・男の子の大好きなしょうぼうじどうしゃや救急車やパトカーの写実的な絵などが、好かれるのでは・・・・?
自動車が大好きな息子のお気に入りの本です。
ちびっこ消防車の「じぷた」が活躍するお話ですが、他の消防車や救急車に比べ小さく、活躍の場が少ない「じぷた」が山火事を消しとめ、みんなに認められる・・・読みながら「がんばれば、ちびっこだってやれるんだよ!」とエールを送っています。
りっぱなしょうぼうじどうしゃ達をすごいな、かっこいいなと羨ましく思っているじぷたですが、自分にしか活躍できないことを経験することで、自分は自分でよいのだ、自分らしさを大切にしよう、と思える素敵な本だと思います。