むらの英雄 (エチオピアのむかしばなし)

渡辺茂男 (著), 西村繁男 (イラスト)

「真実を見る目」を養う絵本!

「どうしたらいいですか~~~~?」

私が主宰している、
楽しい子育て実践会のゴールド会員は、
メールでのアドバイス特典がついています。

そのため、
このようなご相談のメールが毎日のように届きます。

子育てをしていると悩むことがあると思いますが、
それは、真剣に子育てをしている証です。

だから、悩むのは問題ではありません。

そして、悩みの多くに共通するのは、
「思い込み」なんです。

「思い込み」を手放すと、
「悩みは解決」どころか、
「スッキリ」したり「安心」したりする人が多いのです。

では、思い込みはどうやって起きるのでしょうか?

そして、どうしたら、真実を見られるのでしょうか?

「真実を見る目」を養う絵本を1冊紹介します。

『むらの英雄』あらすじ

12人の男たちが、ある村から自分の村へ帰るまでの道での出来事です。

途中で仲間がそろっているいるか気になりだした1人が、
人数を数えると、1人足りません。

2番目の男が数えても1人足りません。

3番目の男が数えても1人足りません。

4番目の男は後悔を口にします。

5番目の男もそれに同意します。

そして、6番目から12番目の男たちも、
それぞれに、自分の想いを口にします。

あれ?12人いますよね・・・・??

12人全員が1人足りないと思ったのはどうしてでしょうか?

その理由はある思い込みです。

このような思い込みは、私達も【つい】やっていることなのです。

そして12人全員がいるとわかったのはどうしてだと思いますか?

それは、とても簡単なことだったのです。

でも、思い込みがあると、気付かないことが多いことなのです。

「思い込み」と「わかった理由」は、
この絵本を読むと子どもにもすぐわかります♪

子育てワンポイントアドバイス

子育ての悩みのテーマは様々ですが、
原因はいくつかのパターンがあります。

「思い込みによる不安」もそのパターンの1つです。

子どもがある行動をすると、
悪い想像をして、
「そうなったらどうしよう・・・」と
何度も何度も考えてしまうのです。

親が悪い想像をしてしまうと、
その通りになります。

なぜならば、
子どもは親の言うことは聞きませんが、親の気持ちに敏感だからです。

反対に、親が良いイメージで子どもへ接すると、
子どもは良いイメージの通りに成長します。

だから、どうせ思い込みをするのなら良い思い込みをお勧めします♪

そして、「思い込みによる不安」を感じた時には、
「本当にそうなのか?」ということを確認することをお勧めします。

今の時代は検索をすると、
数秒でたくさんのWEBサイトがヒットしますので、
同じような不安を解消した話や、
良い解釈を紹介する話を見つけることができます。

『むらの英雄』を親子で読むことで、
「思い込み」は第三者から見ると笑えることであるということ。

「真実を見る目」というのはとてもシンプル
ということに気づきます♪