ふようどの ふよこちゃん

飯野 和好 (著)

自分を好きでいられる絵本

周りに影響されやすく自信が持てないと感じているけど、
自分を好きになりたい人にお勧めの絵本です♪

あらすじ

里山の雑木林に住んでいる、腐葉土のふよこちゃんは、
大家族で住んでいます。

大自然の中でのびのびと過ごしています。

そして、段々畑が見える場所で、
お母さんから聞いた話を思い出していました。

昔は、この辺りにもたくさんの人が住んでいたこと。

ある日、
白いくさい水を畑や田んぼにまきはじめたら
沢の水が苦くなったこと。

それ以来、蛍が飛ばなくなったこと。

お年寄りはいなくなくなって、
若い人たちはどこかへ行ってしまったこと。

腐葉土の暮らしは変わらないこと。

そしてふよこちゃんは眠ってしまいました。

その年の夏、
沢のほとりに蛍が1匹やってきました。

子育てワンポイントアドバイス

里山の人の暮らしは変わりましたが、
腐葉土の暮らしは変わりません。

私達は、変化の多い時代に生きています。

そして、周りの人の目を気にする人も少なくないのかもしれません。

時代や周りの雰囲気に合わせて生きると、
辛い思いをしてしまう可能性が高くなりますよね・・・。

「自分は自分で良いんだよ!」

この絵本は、そんなメッセージを届けてくれるように私は感じました。

ふよこちゃんの豊かな表情に注目して絵を読むと、
心がほんわかとしてきます。