おくりものはナンニモナイ

パトリック マクドネル(著) Patrick McDonnell (原著) 谷川 俊太郎(翻訳)

物が溢れている今の時代に読む絵本

人に贈り物をする際に、私は悩むことが多いのですが、
あなたは、いかがでしょうか?

今の日本は、物が溢れていますし、人の好みも多様化しているからです。

だからこそ、贈り物をする際には、
相手のことを想い、考え、心を込めて選ぶことが重要なのかもしれません。

そのことを教えてくれるのは、
「おくりものはナンニモナイ」の絵本です。

主人公のムーチは、大好きなアールに贈り物をしたいと思いました。

でも、アールは何でも持っているし、
「欲しいものは何にもない」のです・・・。

そこで、ムーチは、ウンと考えて考えて考えて、
最高の贈り物をしました。

というお話です。

その贈り物とは、いったい何だと思いますか?

それは、ご覧になってからのお楽しみです。

谷川俊太郎さんの訳は、
適切でテンポが良いうえに温かい言葉を選んでいることを感じました。

この絵本を読むことで、
心を込めた贈り物の意味と相手を思いやる行動を学ぶことができます。

1歳くらいから読み聞かせができます☆