C.V.オールズバーグ(作) 村上春樹(訳) あすなろ書房
お勧めの絵本の理由やお子さんの反応など
幻想的な絵と村上春樹の訳文がとても心地よく、長文なのに読み聞かせている方まで癒される物語です。息子が2歳のとき、絵本を読んでからお昼寝をしていましたが、そのうち毎回この本を持ってくるようになりました。時には読み始めた途端に、気持ちよさそうに寝入ってしまうこともありました。
(茨城県在住、3歳6ヶ月男の子、日本語280冊・英語50冊)
(茨城県在住、3歳6ヶ月男の子、日本語280冊・英語50冊)
映画にもなった、有名なお話です。明るく楽しい絵というわけではありません。全体に落ち着いた色調で、主人公の男の子の顔もうつむいていたり、後ろ向きだったり、はっきり顔が描かれているのは1つだけ。文章も漢字まじりで大人が読んでも自然に書かれており、少しボリュームがあります。でも2歳の娘はストーリーと深みのある絵に夢中になり、何度も『読んで』と持ってきました。本当にいいものは、年齢なんて関係ない。そのことを改めてはっきり教えられた1冊です。