ジーンモデシット(作) ロビン・スポワート(絵) もきかずこ(訳) 富山房
うさぎのバニーがお母さんに尋ねます。
「良い子って、どんな子?」
そして、バニーは、
思いつく限りの良い子の条件をお母さんに尋ねます。
しかし、お母さんは、その条件を全て否定します。
最後に、バニーはお母さんに尋ねます。
「じゃあ、おかあさんは ぼくが どんなこ だったら
いちばん うれしい?」
お母さんがバニーに伝えた言葉は一体・・・?
おすすめのポイント
絵本講師をしている、私の友人のMさんは、
絵本講座の際に、
「このような気持ちで、あなたのお子さんに接してはいかがでしょうか?」
と言う気持ちを込めて、
この絵本を読むことがあるそうです。
しかし、ほとんどのお母さん方は、
「自分が子どもの頃、自分の母親から、このように言ってもらいたかった・・・」
と言って、涙ぐむことが多いそうです。
「自分は、この場所に居ても良い存在」や
「自分は、自分のままで大丈夫!」のような気持ちを
自己肯定感と言います。
自己肯定感があると、気持ちが安定しますし、
前向きに物事を考える事ができます。
また、新しいことへのチャレンジ精神が芽生えます。
子どもが自己肯定感を持つためには、
親の接し方が重要です。
子どもに自己肯定感を持って欲しいと願う、
親御さんにおすすめの1冊です。