ママがおこるとかなしいの

せがわ ふみこ(作), モチヅキ マリ(絵) 金の星社

子どもの心の声を聞く魔法の耳!

親になると忘れていませんか?
子どもの頃の気持ち・・・。

解決して欲しいわけじゃない!
悲しさや悔しさに寄り添って欲しかっただけ・・・。
「頑張ったね」って励ましてほしかっただけ・・・。
「そうだったんだ・・・」って聞いて欲しかっただけ・・。

「良い」か「悪い」かで、子育てをしていませんか?
あなたが子どもの頃に、
親からして欲しかったことをすれば、
子どもはすくすくと成長していけるはず!
と私は実感しています。

子育てワンポイントアドバイス

幼稚園・保育園・小学校と子どもが成長するにしたがって、

「子どものためを思ってアドバイスをしているのに聞いてくれない・・・」
「子どもが反抗的!」
「いったいどうしたらいいのかしら・・」

と思うことが増えるかもしれません。
あなたはいかがでしょうか?
そう思うのは、あなたが一生懸命な証です♪

「親だから完璧な答えを教えたい」

と思っていませんか?
お子さんは、あなたが大好きだから、
きっと分かり合えます。

そのために大切なことは、

子ども話をまずはしっかり聴くことです。
口は1つで耳が2つなのは、
話すことの2倍聴くことが必要だからです。

そして、
「聴く」という字は、
「【耳】と【目】と【心】を【十】分、相手に向ける」
と書きます。
「【耳】と【目】と【心】を【十】分、
お子さんに向ける」と、

あなたのも『魔法の耳』を持つことができます♪
この絵本を読むことで、
もっとそのことに気付けます。

この絵本の良い点は、
『魔法の耳』を親に気付かせることのほかにもう一つあります。

子どもに対して、
「心の奥の奥にある気持ちを正直に話してごらん」
と伝えていることです。

「心の奥」ではなく、「心の奥の奥」というのもポイントですよね!
この絵本を読むことで、
子どもは、『気持ちを正直に話すことの大切さ』を学びます。
親は、『魔法の耳』に気付きます。
是非、お読みくださいね☆

お勧めの絵本の理由やお子さんの反応など

子どもはうまく自分の気持を伝えられず、自分でも本当はどうしたらいいのか分からない。
そんな気持ちに大人が気づき、耳を傾けてあげることが大切だと教えられる1冊でした。
(兵庫県在住、3 歳11 ヶ月男の子、日本語150 冊)