いのちのまつり 「ヌチヌグスージ」

草場 一寿 (著), 平安座 資尚 (イラスト)

あらすじ

「ぼうやにいのちをくれた人は誰ね~?」「それは…お父さんとお母さん?」
「そうだねぇ。いのちをくれた人をご先祖さまと言うんだよ」
「ねえ、おばあさん、ぼくのご先祖さまって何人いるの?」
コウちゃんは、指をおって数えてみることにしました。すると…。

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出版社からのコメント

2004年は世界のみならず、日本でも多くの痛ましい事件が起きました。
著者の草場さんは長崎県で起きたある事件をきっかけに、
「いのち」の大切さを伝えるべく、最初は自費出版でこの絵本を作りあげました。

私たち一人ひとりの背後に連なる無数の「いのち」。

そのどれが欠けても、あなたは存在しません。

その事実を言葉ではなく、視覚を使って体験してほしい思いが、
壮大なしかけ絵本へとつながっていきました。

全国発売になってからも、とくに子どもたちへの読み聞かせに使っていただいています。
今一度、「いのち」の尊さ、大切さをみんなで味わってみてください。

<Amazonより>

子育てワンポイントアドバイス

祝日が月曜日に移動したりして、連休が増えていますよね。

楽しい場所に出かけるのも1つの過ごし方ですが、
お墓参りへ行っていますか?

「この人、お墓がドロドロしていそう!!!」

これは、今、私が学んでいる、四柱推命の先生が良くいう言葉です。

不幸なことが起きる人
幸せを感じられない人
頑固な人
など、いつも問題を感じている人に共通するのは、
ご先祖を大切にしていないということです。

数年前からお掃除の本が流行っています。

お墓をお掃除したりお寺へお参りすることは、
ご先祖の家を大切にするということではないでしょうか。

そして、ご先祖を大切にするということで感謝を持つことができます。

家族でお墓参りに行くことは、
今、自分たちがいることに感謝できますので、
自己肯定感や自己重要感を持つことにもなります。

『いのちのまつり「ヌチヌグスージ」』は、
数えきれないくらい多くのご先祖の命が、私達の命であることを、
温かい絵と物語で教えてくれます。

そして、その命はつながっていくことも伝えてくれます。

自分の命を絶ってしまったり、
人の命を奪ったりする出来事が少なくありません。

この絵本を読むことで、
「自分や他人の命を大切にしよう!」と
親子で実感できます。

9月23日は秋分の日です。

ウィキペディアによりますと、
秋分の日は、1948年(昭和23年)に公布・施行された国民の祝日に関する法律によって制定された。
同法第2条によれば、「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」ことを趣旨としている。
(祝日法、昭和23年7月20日法律第178号)

ということです。

賢い子どもの家庭に共通するのは、
「四季の行事を行うこと」です。

秋分の日がどのようなものかを親が話し、
『いのちのまつり 「ヌチヌグスージ』を読み、
お墓参りへ行く

このような、ささいに感じる行動は、
知識や行動力や自己肯定感や自己重要感や感謝をもたらします。

些細に感じるかもしれませんが、
積み重なると、子どもの人生に大きな影響をもたらします。