高橋 真琴 (著)
【幸せな子どもに育てる】絵本
「外見より中身が大切!」という人がいますが、
「内面は外見に表われる」と私は考えています。
なぜならば、言葉と体の使い方と気持ちはつながっているからです。
そして、気持ちは、言葉や態度でしか表現できないからです。
また、外見を磨くことで、内面も同時に磨かれて行く人が多いのです。
マダム由美子さん主催のプリマエレガンスサロンに通っていた時、
一緒にレッスンを受けている人の中には、
「結婚したらおしゃれはできない」と考えたり、
学生時代におしゃれをすると
『外見ばかり気にせずに勉強しなさい!!!』と親から叱られたりして、
外見を磨いてはいけないと思いこんでいる人が多い事に、私は驚きました。
レースやリボンやバラの花がついたドレスを着ることに憧れたり、
そのようなドレスを着た女の子の絵を書いたり、
髪を伸ばしたりふわふわにスタイリングしたりなど、
女の子なら、お姫様に憧れたことは、一度はあったのではないでしょうか。
男女は平等ですが、
雰囲気を和らげたり安心感を醸(かも)し出すことは、
女性の役割として大切なことだと私感じています。
そのような際に、お姫様をイメージして、
行動したり話をしたりすると、
柔らかさや優しさを表現することができます。
私は、子育て中のお母さんこそ、
柔らかさや優しさで、お子さんたちに接していただきたいと考えています。
なぜならば、子どもの人生に大きな影響を与えるのは家庭環境で、
お母さんの言葉や行動は、家庭環境に占める割合が大きいからです。
毎日、お母さんが優しく柔らかくお子さんに接することで、
お子さんたちは、幸せに育っていきます。
お姫様の絵本を読むことは、お母さんの心に大きな影響をもたらす方法の一つです。
「シンデレラ」・「 しらゆきひめ 」・
「おやゆびひめ」・「にんぎょひめ」
「ねむりひめ」は、家庭には置いておきたい絵本だと思います。
高橋真琴さんのさし絵で、
この5冊のセットの絵本が、
復刊ドットコムより復刊されました。
高橋真琴さんの名前は知らなくても、
高橋真琴さんの絵を知っている方は多いと思います。
お姫様のぬり絵の絵を書いている方だからです。
画集のように美しい絵が、
何ページにもわたって描かれています。
しかも、おやゆびひめに登場するひきがえるや、
人魚姫に登場する魔女は、
とてもリアルです。
ヒキガエルや魔女のリアルな醜さと、
お姫様の美しさの対象的な絵が、
物語と相乗効果を生みだして、
読者を物語の中に引き込みます。
この【おひめさまえほん 全5巻】は、
過去に廃刊になり、
昨年復刊ドットコムから発行されました。
その際に、値段が高くなったようですが、
オールカラーですので、私はこの絵本を高いとは思いません。
背景や登場人物、お姫様や王子様のお洋服など、
細かい部分まで丁寧に描かれた絵を見るだけで、
本当に優雅な気持ちになります。
お姫様が好きな方、
優雅な気持ちを感じたい方、
穏やかな気持ちを感じたい方、
happyな気持ちになりたい方、
幸せな子どもに育てたい方、
などに、お勧めの絵本です。