バスラの図書館員ーイラクで本当にあった話ー

ジャネット・ウィンター (著), 長田 弘 (翻訳)

【大切な物を守る勇気】とは!

明けまして おめでとうございます。
今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

松の内にご挨拶をさせていただきたいと思いまして、
夜分となりましたが、メールマガジンをお届けいたします。

もし、携帯電話で受信をして下さっている方がいらっしゃいましたら、
深夜に失礼いたしますが、このような事情ですので、今回は、お許しくださいませ。

さて、あなたは、新年をどのようにお過ごしになられましたでしょうか?

ゆっくりと過ごされた方、帰省をされた方、
ご親戚と久しぶりに会われた方、など、
さまざまかもしれません。

今の日本は、安心して眠ることができる国ですが、
この地球上には、安心して眠ることができない国に住んでいる人も少なくないようです。

では、もし、あなたが住んでいる町が砲撃されそうだという噂を聞いたら、
あなたは、どんな行動を起こしますか?

実は、自分が住んでいる町が侵略されるという話を聞き、
図書館の蔵書を守ることに尽力した女性が、イラクにいました。

本日紹介させていただく絵本
『バスラの図書館員』
ーイラクで本当にあった話ー
は、2003年に、本当に起きた話です。

イラクの図書館員のアリアさんは、
戦火で本が焼けてしまうことを恐れました。

「本は、黄金の山よりも価値がある」ことを、
彼女は知っているからです。

そこで、アリアさんは、毎晩毎晩図書館の本を運び出し、
自宅や友人の家に保管しました。

その数は、3万冊です。

アリアさんが本を運び出し終えた9日後、
砲撃によって図書館は燃え落ちました。

アリアさんは、図書館の再建を信じています。

マイナスと感じる変化や
理想としない状況が現れた際に、
自分のことで精一杯になったり
悲観するだけの人が少なくないかもしれません。

しかし、そのような時こそ、感じた使命を行動に移せる人が、
真のリーダーになれるのかもしれません。

さらに、使命を行動に移すと、
協力者が現れ、目標を達成できる可能性が高くなります。

この本は、次の方にお勧めです。

○「大切な物を守る勇気」を感じたい方やそれをお子さんに伝えたい方

○「行動力」を身につけたい方やそれをお子さんに伝えたい方

○「真のリーダー」になりたい方やそれをお子さんに伝えたい方

○「本は大切」と感じている方やそれをお子さんに伝えたい方

○戦争を起こしててはいけないと思っている方やそれをお子さんに伝えたい方