かたあしだちょうのエルフ

おのきがく(作) ポプラ社

お勧めの絵本の理由やお子さんの反応など

自分を愛せない者は他を愛する事が出来ないと言われ、それは正しいと思いますが、それが、誤解され、個人主義がすすみ、自分の暮らしを守れさえすればいい、という風潮の昨今。自己犠牲の象徴エルフの本を読み聞かせる度に、自分も共に大切なことを学べている気がします。
(イギリス在住、17歳女の子、15歳女の子、10歳男の子、日本語300冊・英語70冊)
自分が小学生のときに読んで衝撃を受けた本。話そのものはおもしろくないが、今読んでも、主人公のエルフの境遇に涙がでる。絵が版画のような絵で、話の舞台であるアフリカの雰囲気がよく表されていると思う。