キャサリン・ホラバード(作) ヘレン・クレイグ(絵) おかだよしえ(訳) 講談社
ドイツで人気の絵本です。
もうすぐクリスマスです。
アンジェリーナの学校では、クリスマス会の準備をしています。
アンジェリーナも、発表会で踊るバレエの練習を頑張っています。
しかし、あるお家の一人暮らしのおじいさんのベルさんは、寂しそうです。
その姿を見た、アンジェリーナは、お母さんと相談をして、
クッキーやパイや果物をベルさんのお家に届ける事にしました。
ベルさんは喜んで、サンタクロースのお洋服に着替えて、
歓迎をしてくれました。
そして、クリスマス発表会の日、
ベルさんは、アンジェリーナの学校に、
サンタクロースの衣装を着けて、きてくれました。
クリスマス会が終わると、
学校の生徒に、ベルさんはプレゼントをくれました。
ベルさんは、これから毎年、
アンジェリーナの学校のクリスマス会に来てくれることになりました。
ベルさんは、一人でクリスマスを過ごす必要がなくなりました♪
おすすめのポイント
最近、一人暮らしの高齢者が増えているようです。
また、ご主人の転勤などで、実家と離れた場所で育児をしている、
お母さん方が、少なくないようです。
私は、このような方々が、交流をする機会があれば、
お互いにプラスになるのではないかと、
感じた事がございます。
実際に、【ファミリーサポート制度】では、
高齢者が預かり会員に登録をなさって、
働くお母さんのお手伝いや、
親御さんのご用事がある際に、お子さんを預かって下さるなどが、
行われているようです。
しかし、その数は、限られているそうです・・・。
保育園や幼稚園などでも、
高齢者の施設を訪問なさっての交流が行われているようですが、
もっと、その機会が広がると良いですね。
そのような気持ちを込めて、この絵本をおすすめいたします。
バレエを習っているお子さんにもおすすめです♪
読んであげるなら 4歳(年少さん)くらいから〜