みやぞえ 郁雄 菅谷 淳夫
「もう1回!」同じ絵本を何度も何度も読んでほしがり親がそれに応えると、自分で本を読めるようになると繰り返し読むようになります。
とりわけ、小学生までは、同じ本を何度も読んで内容を自分の物にする子が多いようです。
偉人の伝記は、文章だけだと、昔の時代はいけない度がわかりつらいのですが、まんがの伝記は、絵と文章で子ども達にもわかりやすく偉人の一生を教えてくれます。
さらに、巻頭や巻末に、年表や写真と説明文が記載されていることが多く、読んだ子ども達はそれを覚えています。
学校の教科書や参考書などで学ぶよりも、親しみやすいので、年長や小学生の出来る限り小さいうちに、まんがの偉人伝を家庭にたくさん置くことをお勧めしています。
あらすじ
1871年、わずか7歳で日本女性として初めて留学し、のちに津田塾大学を創立した津田梅子。
日本の女子教育のパイオニアとなった彼女の生涯をまんがで紹介する。
<Amazonより>
子育てワンポイントアドバイス
「まんがよりも文章の本を読んでほしい」と思う親御さんは多いと思います。
ただ、小さい頃から絵本を読んでいないと、文章の本はおろか、まんがも読めない、活字の読めない子も少なくないようです。
まんがの伝記は、子ども達にとって親しみやすいので、何度も何度も読むようです。
お子さんが興味のある分野の偉人の伝記から、始めてみてはいかがでしょうか?
本日紹介する、津田梅子さんは、日本の女子留学生第1号です。
しかも、留学をしたのは6歳の時です。
やがて帰国した梅子は、女子の大学を作りました。
この本には、津田梅子が、ナイチンゲールやヘレンケラーと交流があったことも描かれています。
このようにして、1人の偉人の伝記を読むことによって、別の偉人へ興味を持つことが多いのです。
余談ですが、先日、次女が、私立の中学校の受験をしました。
社会科の試験で、「人物の写真とその人物の説明があり人物の名前を漢字で書きなさい」と出題をされました。
その人物は、今回紹介しています、津田梅子でした。
そして、この本の中表紙に掲載の写真が、出題されていた写真でした。
次女は、もちろん、この問題を正解しました。
この絵本は次の方にお勧めします。
1.我が子には、偉人の人生に触れて大きな人に育って欲しいと願っている親御さん
2.学ぶことの大切さを子どもに知って欲しいと思っている親御さん
3.グローバルな子を育てたいと思っている親御さん