ぼくのおばあちゃんのてはしわしわだぞ

そうま こうへい (著) 架空社

子どもは思ったことを素直に口にします。

ただ、時々、子どもが言ったことに、「ドキ!!」としてしまうことはありませんか?

例えば、子どもがおばあちゃんに向かって、
「どうして そんなに しわしわのてに なっちゃったの?」と言ったら、あなたは、どうしますか?

詳しくは、子育てワンポイントアドバイスで!

あらすじ

「どうしておばあちゃんの手はそんなにしわしわになっちゃったの? 」

「それはね、おばあちゃんの手のしわしわは、家族を守ってきた素敵な証拠なんだよ。」

<Amazonより>

子育てワンポイントアドバイス

9月19日が敬老の日ですね!

「うそを言ってはいけません!本当のことを言いなさい!」と子どもを叱ったことはありませんか?

それなのに、子どもが本当のことを言ったら、「そんなことを言ってはいけません!」と言って叱ったことはありませんか?

例えば、
「どうしておばあちゃんの手はそんなにしわしわになっちゃったの? 」

子どもがうそを言っては叱り、子どもが本当の事を言っては叱ると、子どもは、何を言っていいのかわからなくなってしまいます・・・。

しかも、叱られることが多いと自信の無い子になってしまう可能性も高くなります。

未来に羽ばたく子どもたちを育てている私達大人は、子どもを叱ったり怒ったりすることよりも大切なのは、暖かい気持を表現したりプラスの気持ちを感じる出来事に焦点を当ててわかりやすい言葉で伝えることではないでしょうか。

この絵本では、
「どうしておばあちゃんの手はそんなにしわしわになっちゃったの? 」とおばあちゃんへ言ったしゅうへい君へ、お父さんがこう答えました。

「それはね、大活躍したからなんだよ」

そして、おばあちゃんの手が、どんな風に家族を守ってきたかを、具体的に伝えます。

その後、しゅうへい君とおばあちゃんはお散歩へ行きます。

しゅうへい君はおばあちゃんが転ばないように手を握って歩きました。

しゅうへい君の大活躍に、おばあちゃんはユーモアのある言葉を伝えます。

その言葉とは???

この絵本を読んでからのお楽しみです。

「どうしておばあちゃんの手はそんなにしわしわになっちゃったの? 」の子どもの言葉に対して、お父さんの感謝の言葉やおばあちゃんのユーモアのある言葉。

敬老の日にもふさわしい絵本です。

この絵本はこのような方にお勧めです。

・しゅうへい君(主人公の男の子と同じ名前なので・・・)
・敬老の日に読む絵本を探している方
・お子さんにおばあちゃんを大切にして欲しいと思っている親御さん
・本当の意味でお年寄りを敬いたい人
・ドキッとするような子どもの言葉に、感謝やユーモアで答えたいと思っている人

この絵本を読むことで、一瞬ドキッとするような子どもの言葉に対して、暖かい気持を表現したりプラスの気持ちを感じる出来事に焦点を当ててわかりやすい言葉で伝えることで、感謝やユーモアのある家庭になることを疑似体験できます。