さみしがりやのサンタさん

内田麟太郎(作) 沢田としき(絵) 岩崎書店

クリスマス絵本のご紹介、第8弾です。
オオカミとキツネのあしたもともだちシリーズの作者、
内田麟太郎さんの視点で描かれた、サンタさんのお話です。

世界中の子ども達にプレゼントを配り終えたサンタさんは、
自分の家に帰ってきました。

すると、涙がポロリとこぼれてしまいました。

そこへ、ドアを叩く音が聞こえました。

ドアを開けると、サンタさんよりも大きな男の人が立っていました。

そして、2人は楽しく過ごしました。

朝起きると、その男の人は居なくなっていました。
その代わりに・・・・。

おすすめのポイント

内田麟太郎さんのお話の特徴は、
【視点の当て方】と【余韻(よいん)】だと、私は思います。

産みの母親に育てられていない麟太郎さんは、
子どもの頃、「産みの母が違う・・・」と聞き、「海の母」と解釈をしてしまい、
「海に行けば、お母さんに会える」と思い、海に出かけていった経験をお持ちです。

クリスマスやサンタクロースへの視点の当て方はさまざまです。

この絵本では、クリスマスプレゼントを配り終えたサンタが、
悲しい涙を流すところからお話は始まり、
嬉しい涙を流す流すところで、お話が終わります。

人に何かを与え続け、自分が満たされていない時に、
誰かに親切にしてもらったり励ましてもらえると、
とても嬉しい気持ちになると思います。

それは、育児中のお母さんも同じではないでしょうか?

人は、自分を愛する程度にしか、
他人(子どもや配偶者も含めて)を愛する事ができないそうです。

あなたは、自分を愛していますか?

最近、与えすぎている、大人の皆様におすすめです♪
読んであげるなら 5歳くらいから〜

お勧めの絵本の理由やお子さんの反応など

内田麟太郎さんのお話の特徴は、【視点の当て方】と【余韻】だと、私は思います。クリスマスやサンタクロースへの視点の当て方はさまざまです。この絵本では、クリスマスプレゼントを配り終えたサンタが、悲しい涙を流すところからお話は始まり、嬉しい涙を流すところで、お話が終わります。人に何かを与え続け、自分が満たされていない時に、誰かに親切にしてもらったり励ましてもらえると、とても嬉しい気持ちになると思います。それは、育児中のお母さんも同じではないでしょうか?(集中力がついたお子様向きの絵本)