キム・フォックス・オーカソン(作) あすなろ書房
エリックのおじいちゃんは、道で倒れて死んでしまいました・・・。
お葬式を済ませ、家に帰り夜になると、
【スーツ姿】のおじいちゃんがエリックの元にやってきました。
「おじいちゃんは、忘れ物が、あったのです」
ゆうれい(おばけ)のおじいちゃんと、エリックは、
おじいちゃんの忘れ物を捜すために、毎晩探し続けました。
そして、ある日、おじいちゃんは忘れ物を見つけました。
その忘れ物とは・・・。
おすすめのポイント
日本の幽霊は、白い着物を着ていて、
おどろおどろしい感じがしますが、
この絵本のおじいちゃんのゆうれい(おばけ)は違います。
スーツを着ていて、普通の姿や行動をするのです。
ちょっと違うのは、壁をすり抜けられる事です(笑)。
始めは、おじいちゃんが死ぬ事を理解するお話かと思いました。
しかし、おじいちゃんの忘れ物を語るシーンを読んで、
涙が溢れてしまいました。
祖父からの孫への愛情を示す物語です。
お勧めの絵本の理由やお子さんの反応など
身近な人に死について考えられる。