アンソニー・ブラウン (著), 久山 太市 (翻訳)
【子どものヒーロ】⇒『うちのパパってかっこいい』
子どもにとって、
母親はあこがれの存在。
父親はヒーローなのですよね。
あらすじ
うちのパパってかっこいい。
強くて、楽しくて、踊りも歌もうまいんだ。
パパはサッカーの天才で、ぼくを大笑いさせてくれる。
だけど、それだけじゃないよ、パパのすごいとこ。
パパはね…。
子育てワンポイントアドバイス
「子どもがお父さんを好きな家庭は、夫婦仲がうまくいっている証拠なのよ!」
これは、私の母の口癖です。
そして、
「『お父さんとお母さん、どっちが好き?』って、幼稚園の先生が聞いた時、
お父さんを好きな方に手を上げたのは、あなたともう一人だけだったのよ!」
と自慢そうに話す母の話を、私は何百回も聞きました。
母親から見ると、父親には、「もっとこうして欲しい」「ああして欲しい」
と思うかもしれません。
でも、子どもにとって父親は、どのような状態であってもヒーローなんですよね。
この絵本では、パジャマの上にガウンを着た、
ただのおじさんであるお父さんが登場します。
しかも、どのページのお父さんも、
テレビドラマに出てくるような素敵なお父さんではありません。
それが、この絵本の良さなんです。
子どもはお父さんのことを大好きで、
お父さんは子どものことを大好きだからです。