今江 祥智 (著), 田島 征三 (イラスト)

「親が思うように育たなくても大丈夫!と思える絵本」

子どもの言動に、
「この子、大丈夫かしら?」と心配をしてしまうことはありませんか?
私はあります・・・。
そのような場合でも、
意外と子どもはしっかり育っていたり上手く行ったりしていることは、
多いですよね。
本日紹介する絵本を読むことで、
「心配をしても大丈夫!」と思えるようになります。

あらすじ

からだの長さは山をふた巻きするくらいもあり、
雲を呼び風をおこし天を駆けることもできるというのに、
龍の子三太郎はほんとに気がよわくて、
いつもいつも、沼の底でじいっととぐろを巻いて、
いきをころしておるのだった。
ところがある夜、三太郎は村人に見つかってしまい…。
<アマゾン>より引用

子育てワンポイントアドバイス

「理想通りに育って欲しい!」と無意識に思い、
自分の理想通りの言動を子どもがしないと、
がっかりしたり、怒ったり、悩んだり、
説得しようとしたりする親は少なくないようです。
そして、「親の理想」というのは、
多くの人に浸透している先入観や思い込みが多いようです。
例えば、
保育園・幼稚園の頃は「お友達と仲良く」
小学生の頃は「元気で活発に」
中学生以上になると「知的に」
など・・・。
あなたは、いかがでしょうか?
ただ、子どもは生まれ持った個性があります。
そして、どのような個性も素晴らしい点があります。
この『龍』の主人公、
龍の子 三太郎は、本当に気が弱くて、
父親の龍大王は息子にうんざりとしてしまい、
なさけなくなって、
文句を言うのを止めて、飛んで行ってしまいました。
三太郎は、
色々な出来事があり、
相変わらず気が弱いままでしたが、
「龍神様」と奉られるようになりました。
なぜ、三太郎が龍神様と奉られるようになったのでしょうか?
それは、この絵本を読んでからの、
お楽しみです♪
「口うるさく」子どもへ言うよりも、
少し離れた場所から見守る方が、
子どもは、親の予想以上の成長をすることが多いようです。
それを教えてくれる絵本です。
絵本は子どもの潜在意識に影響を与えるものです。
この絵本は次の3人にお勧めします。
1.子どもの「ありのままを認めたい」親御さん
2.子どもに、「カリスマ性のある人」に育って欲しい親御さん
3.「子どものことを、『大丈夫!』と思って見守りたい」親御さん