よしこがもえた

たかとう 匡子 (著), たじま ゆきひこ (著)

平和の尊さと反戦を親子で感じる絵本

第二次世界大戦から69年経ち、
戦争経験者から話を聞く機会が無い
という人も多いのではないでしょうか。

私達と同じように、
家族がいる家庭で、
空襲の時に起きた実話を、
親子で読むことで、
平和の尊さと反戦を感じる絵本を紹介します。

『よしこがもえた』あらすじ

1961年から四十三年間、高校の国語教師として勤務していた、
作者のたかとう匡子さんの妹さんに起きた実話です。

1945年7月3日の夜、姫路空襲のさ中、
6歳の姉の手からもぎとられて3歳のよしこは炎の中に消えていった。
という話です。

赤ちゃんが生まれ、
戦争中であっても、
日常を過ごしていた家族でしたが、
空襲が起き、
3歳のよしこは死んでしまったという話が、
淡々と語られています。

『じごくのそうべい』でおなじみの、
たじまゆきひこさんの絵が、
戦争の恐ろしさ、悲しさを物語ります。

子育てワンポイントアドバイス

子育てのご相談を伺っていると、
不満を持っている人は恵まれている人が多いように感じています。

今ある幸せに感謝をすると、
不満は解消されることが多いのかもしれません。

そして、さらにhappyになるための改善はできると思います。

私達は、戦争の怖さや恐ろしさは知りません。

ただ、災害によって、
これまでの日常がなくなる可能性はあります。

平和の尊さ、反戦、
そして、日常への感謝など、
私達に大切なことを思い出させてくれる絵本です。

この絵本は次の3人にお勧めします。

1.日常に感謝したい人

2.平和の尊さを親子で学びたい人

3.生きていることの素晴らしさを実感したい人