「赤ちゃんってどうやって生まれるの?」
と、聞かれたら?どう答えますか?
ちょっと考えてみてくださいね♪
ある日、お子さんに、「赤ちゃんって、どうやって生まれてくるの?」
と、聞かれたら、あなたは、どのように答えますか?
驚いて、頭が真っ白になってしまう方、
「そんなこと、聞くものじゃありません!」と、思わず叱ってしまう方、
丁寧に説明したいのに、どう話して良いかわからなくなる方など、
さまざまだと思いますが、いかがでしょうか?
子どもにとっては素朴な疑問であっても、
親が構えてしまうと、子どもの方が驚いてしまうことが少なくありません。
そうすると、疑問に思っても、素直に口に出せなくなり、
子どもの好奇心を封印してしまう可能性がございます。
だから、驚くような質問をされた場合には、
「○○ちゃん(君)は、どうしてだと思う?」
と、親が、優しく丁寧に尋ねましょう。
そうすることで、子どもの質問の意図がわかりますし、
その間に、親は、落ち着くことができます。
さらに、疑問に対して、親が答えてくれた事によって、
子どもは、好奇心が満たされ、コミュニケーションの練習もできます。
情報化時代になり、性的な情報も氾濫しています。
歪んだ性の情報を子どもが受け取る前に、家庭で正しい性の知識を伝えることが大切です。
その際に役に立つのは、絵本です。
いつもの読み聞かせの時間に、次のような絵本をさりげなく読むことで、
正しい性の情報を、親の言葉として、目と耳を使って、伝えることができます。
ママが たまごを うんだ!
バベット・コール作 ちば みどり訳
1994年1月発行 ほるぷ出版
★この本は、ヨーロッパやアメリカで人気となりました。
ユーモラスな語り口で、「生まれる」ということを描いています。
2歳くらいから読んであげられます。
ぼくのはなし(おかあさんとみる性の本)
和歌山 静子さく
1992年10月発行 童心社
★「ぼく」がどうやって生まれてきたか?
について、子どもにもわかりやすく、しかも、正しく描かれている絵本です。
2歳くらいから読んであげられます。
わたしのはなし(おかあさんとみる性の本)
山本直英・和歌山 静子さく
1992年10月発行 童心社
女の子が性的な被害に合わないためには、
「自分で自分を守ること」が大切です。
乳幼児期にこのような本を読んであげることで、
本の内容が潜在意識を刺激し、
「自分のからだを最初に守るのは私」という事を、
無意識が認識してくれます。
2歳くらいから読んであげられます。
女の子・男の子 からだBOOK
メグ・ヒックリング著
キム・ラ・フェイブ絵
三輪妙子訳
2003年9月発行 築地書館
★1~3の絵本の内容をさらに詳しく伝えている本です。
全ての漢字に読み仮名が書かれていますので、
年長さんくらいでしたら、一人で読むことも可能です。
また、
「5歳の女の子、性器を椅子の角などにこすりつけていることがあります」や、
「『パパとママもセックスしているの?』と聞かれたら?」など、
15項目にわたって、親へのQ&Aも記載されていますので、
お子さんが小さいうちに、親が読んでおくとよいと思います。
上記4冊をさりげなく本棚に置いておくことで、
歪んだ性知識から子どもを守り、
「生まれてくることは素晴らしいこと」
を学べます。