ホームランを打ったことのない君に

長谷川集平（作） 理論社

１冊の本からいくつものメッセージを受け取ることができるのは、
良い絵本の条件のひとつです。

この絵本は、野球少年が、先輩から励ましを受けるのですが、
その先輩は、事故で野球ができなくなったことを、
後で野球少年が知るという話です。

あらすじは以上なのですが、男の子同士の友情やコミュニケーションを、
母親が学ぶために良い絵本です。

なぜならば、女性と男性は、コミュニケーションの方法も悩みの解決方法も違うのに、
それを知らないために、
男の子の育て方に迷ったり夫婦のコミュニケーションがスムーズにいかなくて、
悩んでいる方が多いからです。

女性は年齢に関わらず、話し合うことで問題を解決しようとしますので、
話が長くなる傾向があります。

しかし、男性は、一人で考えて悩みを解決しようとする傾向があります。
アドバイスが必要な場合には、短い言葉だけで良いのです。

これは、基本的な脳の構造が違うためです。

親子で読むことで、
男の子へのコミュニケーションを潜在意識で学べる絵本です。

男の子をお持ちのお母様には、
自分のために読んでいただきたい絵本です。

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