かぼちゃスープ

ヘレン クーパー(作), せな あいこ(訳) アスラン書房

スーパーマーケットやショッピングモールなどでは、ハロウィーンの飾り付けがされている場所が多いですよね。

ハロウィーンは、すっかり日本でも定着した感じがしますよね♪

ハロウィーンのかぼちゃのオレンジは、この時期のテーマカラーなのかもしれませんね。

季節の行事をお祝いする家庭の子どもは地頭力があるそうです。

ハロウィーンパーティをする家庭も、そうでない家庭も、この季節を感じる絵本を1冊くらいは家庭に置いておくことをお勧めします。

<いかにもハロウィーン>という感じではなく、<ハロウィーン【も】感じることができる絵本>を紹介します。

それは、『かぼちゃスープ』です。

役割が明確な時は、とても仲の良かった、りすとねことあひる。

でも、あひるが違う役割をやりたがったので、ケンカになってしまいました。

あひるが家出をしたので、りすとあひるは落ち込んでしまいました。

今までの役割をやると上手にできます。

新しいことをすると、失敗したり上手にできなかったりします。

それでも、あひるが帰ってきたので、りすとねこは、あひるがやりたがった役目をやらせた上に見守ります。

そうすると、あひるは、もっと別の事もやりたがってしまいます・・・。

<りすとねこは親、あひるは子ども達>という見方をすると、【子どもを見守ること】というテーマを教えてくれる絵本でもあるように、私は感じています。 

この絵本はこのような方にお勧めです。

・ハロウィーンの絵本を読みたい方
・<いかにもハロウィーン>という感じではなく、<ハロウィーン【も】感じることができる絵本>を読みたい方
・かぼちゃスープを好きな方
・わがままなお子さんを優しく見守りたい方
・子どものチャレンジを温かく受け入れたい方

お勧めの絵本の理由やお子さんの反応など

絵がとても綺麗なことがひとつ。細かいところもしっかり書かれているところも気に入っています。小さな虫たちが出てきて、主人公の3 匹を見ていたり・・・子どもたちは、本編とは別に小さな虫たちを追いかけたりしても楽しんでいます。この本を見てから、ご飯のリクエストを聞くと二人で声を合わせて「かぼちゃスープにきまってる」と答えてくるので、かぼちゃスープの出番が増えたかもしれません。
(長野県在住、5 歳1 ヶ月男の子・2 歳8ヶ月女の子、日本語200 冊)
息子が2歳前位からずっと愛読しています。色彩がやさしく、とても温かな挿絵です。世界一おいしいかぼちゃスープを作る仲良しのねことりすとあひる。音楽を奏でる時も布団で眠る時もいつも一緒。仲良達に、ケンカなんかは起こらない、いつも役割が決まっている。ところがある日、あひるがりすの役割をやってみたくなったところから大ゲンカに…ケンカから仲直りまでを描いた、心が優しくなれる、また、友達の大切さを学べる絵本です。月齢に応じ、どきどき⇒わくわく⇒ねことりすとあひるを評価と反応が変わってきています。
(埼玉県在住、5歳1ヶ月男の子、日本語1000 冊)