キャシー スティンスン(作), ロビン・ベアード ルイス(絵), ふしみ みさを(訳) ほるぷ出版
子どもがかんしゃくを起こした際に、
「何で、そんなことするの!?」とお子さんに聞く親御さんが少なくありません。
あなたは、いかがでしょうか?
でも、子どもに「何で?」と尋ねても、明確な答えは返ってきません。
なぜならば、子どもが理論的に話ができるようになるのは、10歳くらいからで、
10歳未満の子どもは、感覚的に物事をとらえそれを話すからです。
だからこそ、子どもは、特定の物や事柄にこだわりを持つことがあります。
でも、理論的にそれを説明することはできませんので、
親は、子どもの様子から、子どもの気持ちを汲んで、
接したり伝えたりする事がとても大切です。
この絵本は、
「おかあさんったら あかのこと なんにも わかってないんだよ。」
の1行から始まります。
これは、
「おかあさんったら 【私】のこと なんにも わかってないんだよ。」
という言葉に置き換えられるのかもしれません・・・。
そして、お母さんの理論的な言葉に対しての
子どもの感覚的な気持ちが描かれています。
2~3歳の子どもは、たくさんの感情が育っているのに、
それをすべて言葉で表わせないため、
もやもやした気持ちが、かんしゃくという状態で表現されることが多いようです。
だから、子どもの気持ちを知るために、
2~3歳のお子さんをお持ちの親御さんには、
是非読んでいただきたいと思います。
お勧めの絵本の理由やお子さんの反応など
2歳のある時期、我が子も同じ様な行動をしていた時があり、「そう、そう」と頷きながら親の私が気に入っている本です。
(高知県在住、2歳11ヶ月女の子・8ヶ月男の子、日本語240 冊)
(高知県在住、2歳11ヶ月女の子・8ヶ月男の子、日本語240 冊)