ちいさなうさこちゃん

ディック・ブルーナ(作) 石井桃子(訳) 福音館書店

お勧めの絵本の理由やお子さんの反応など

1冊選ぶのは難しいですね。
定番絵本なのでいまさら私がおすすめしなくても、と思ったのですが、やっぱりこの本にします。私自身が物心付く前に大好きだった絵本だそうで、あまりに
好きだったのでぼろぼろになってしまい、破れてしまって壁にページが貼ってある写真が残っています。
子どもには私は上の子が5,6ヶ月の頃買ったと思います。
ただ最初はそれほど関心をしめさず、8ヶ月ごろから気に入ってくれました。
うしのページが大好きでした。
2歳ごろから寝る前の読み聞かせの最後の本にしていていました。
最後の『おうちのまどをしめました』で『じゃあ寝ましょう』と寝る雰囲気になれました。
今4歳の上の子(男)はあまり選ばなくなりましたが、2歳の下の子は時々持って来ます。
私自身が気に入っているのは、日本語の美しさです。
訳者の石井桃子さんは韻を踏むような日本語にしたそうで、読んでいて心地よいです。
それからやや古い日 本語、例えば『はなにみずをやる』、あげる、ではなく、やる、を使っていると
ころなども「なるほど」と思います。(ちなみに「こぐまちゃんのみずあそび」では「あげる」です。)
私自身は「あげる」を使いますが、やる、を使うこともしっておいてほしいのです。
子どもが今現在凄く好き、というわけではありませんが、家にぜひあるといいと思います。
色が赤ちゃんや幼児が好む原色が使われている。話の内容が簡単で、わかりやすい。
長さも子どもが集中できる長さ。
2歳の息子が今、気に入って毎日、何度も読んでいます。
話の中に動物が出てくると、同じ動物の積み木を持ってきて合わせています。
うちの娘に私が最初に買った絵本がこの本でした。
市の4ヶ月検診の際に配布されていた絵本の紹介の紙に載っていた本です。
テキストを購入する前でしたので、ほとんどまだ絵本の読み聞かせはしておらず、数冊のみを時々している位でした。
この絵本は色や線がはっきりしているせいか、娘が初めてにこにことしながら聞いてくれたので私も嬉しく、かなり繰り返して読んでいるので選びました。