ドクター・スース/J・プレラツキー(作)レイン・スミス/ドクター・スース(絵) 神宮輝夫(訳) 童話館出版
おすすめのポイント
あなたは、言葉を毎日使っていらっしゃいますか?
それでは、言葉を丁寧に使うことを、どの位意識していらっしゃいますか?
【言葉の意味】は、辞書に載っているように、共通ですが、
【言葉がもつイメージ】は、その人の経験によって変わってきます。
次の言葉に対して、あなたは、どのようなイメージを持ちますか?
1.学校
2.先生
3.勉強
この言葉を聞いて、ブルーになったり強制的なイメージを感じる方もいらっしゃれば、
前向きでわくわくしたイメージを感じる方もいらっしゃると思います。
そして、親が持っているイメージは、無意識に子どもに伝わってしまいます。
ワクワクしながら学校へ通い、楽しく先生と接し、
前向きな気持ちを持って勉強を行うためには、
これらの言葉に対して、親子でこのようなイメージを持つことが大切です。
子どもの個性を伸ばす楽しい先生がいて、ワクワクした気持ちで授業を受ける事を教えてくれる絵本です。
この絵本は、アメリカの絵本作家、ドクター・スースが、
【個性と独創的な考えの大切さを、人々に知らせるため】に
製作をしていましたが、未完のまま、1991年に、彼は亡くなってしまいました・・。
そこで、子どものための詩人ジャック・プレラツキーと
子どもの本のさし絵画家レイン・スミスの助力を得て、
この作品を完成させたそうです。
良い絵本は、さし絵だけでも、物語を感じる事ができます。
本来は、小学校低学年向きの絵本なのでしょうが、
4歳のほのかは、自分でページをめくりながら、絵を読んでいました。
【学校】【先生】【勉強】の言葉をプラスのイメージでとらえたいと考える、
親子におススメの絵本です。