ギルガメシュ王ものがたり

ルドミラ・ゼーマン(作), 松野正子(訳) 岩波書店

お勧めの絵本の理由やお子さんの反応など

長女が6歳の頃、気に入っていた絵本です。夏の間「読んで!」とシリーズ3冊を持ってきていました。次女はもっと短い話(ノンタン)が良いと言い、このシリーズを読ませてくれませんでした。この本を含めシリーズ全3冊を初めて読んだとき、絵の美しさや友情に感動して私は思わず泣いてしまいました。長女はただただ真剣に聞いていました。聞き慣れない言葉の響きと文化、登場人物の役割や友情を意識していた(!?)ように思います。大きめの絵本で、繊細かつダイナミックな絵と友情や死といった内容ともに堪能できる所がオススメです。世界最古の物語という点でも読みつがれる価値のある絵本だと思います。この本がきっかけで、うれしいこともありました。寝室の壁に貼ってある世界地図は普段あまり気にしていません。(寝室だからかしら)しかし、外国の絵本を読むことで、登場人物の国を探してキラキラシールを貼り、本のタイトルを記していくことが楽しみになっています。我が家の本棚にはドイツ絵本も多いなーと発見したり。絵本に出てきたドイツの焼き菓子も用意して楽しんだこともあります♪日本の地方色のある絵本でも、日本地図に応用できるかもしれません。
(兵庫県在住、7歳2ヶ月女の子・2歳9が月女の子、日本語200 冊・英語15 冊)