ハリネズミと金貨

ウラジーミル・オルロフ(原作), 田中 潔(作), ヴァレンチン・オリシヴァング(絵) 偕成社

お勧めの絵本の理由やお子さんの反応など

ハリネズミのおじいさんが、出会う動物たちとの触れ合い、思いやりにあふれていて、お互い様の精神を学べる事ができる素敵な絵本です。
(京都府在住、4歳女の子、日本語300 冊)
ハリネズミのおじいさんが冬ごもりの支度をしようと金貨を手に歩いています。ところが、買おうと思ったものが見つからず探していると、森の動物たちが「どうしたの?」とつぎつぎに声をかけてくれました。みんなの思いやりにあふれた優しさにほんわかと心が温まります。私もこんな風に人に優しくしたい」と思います。子ども達にも困った人がいれば手を差し伸べ支え合って生きることが自然に出来る人になってほしいと願っています。柔らかいタッチの温かみのある絵が素敵です。ラストシーンがとても感動的で、お金との関わり方も考えさせられる本だと思います。寝る前に読むことが多い本なのですが、素敵な裏表紙を見て、きっとほんわかとしたあったかい気持ちで眠りにつけるのではないかと思います。
(広島県在住、5 歳9 ヶ月女の子、2 歳10 ヶ月女の子、日本語806 冊・英語133 冊)