せかいいちのあかちゃん

娘が４歳のときに、下に男の子が誕生。お姉ちゃんになりたての娘が、保育園から借りてきた本でした。ネズミの女の子・リリーは、生まれてくる弟ネズミをとても楽しみにしていましたが、いざ生まれてみると…？どうしてこの本を選んで借りてきたの？と、親を少しギクッとさせるのに十分な、新米お姉さん・リリーの荒れっぷり。それでいてどこかユーモラスで微笑ましく、親子して笑えてしまうその荒れっぷり。そして、なんと素敵な裏返りっぷりのラスト。幼児というのは親が考える以上にまだ幼く、そして考える以上にしっかりしているのだということをズドンと示してくれる、可愛くも脱帽の一冊でした。あたらしくご兄弟の生まれたお子さんとぜひ、笑いながら読んでいただきたい作品です。
（長野県在住、５歳０ヶ月女の子・０歳３ヶ月男の子、日本語100 冊）