斉藤隆介(作) 滝平二郎(絵) 岩崎書店
お勧めの絵本の理由やお子さんの反応など
少し前までは、怖がってあまり読もうとはしませんでしたが、最近とてもお気に入りの様です。滝平二郎さんの版画絵がとても迫力があって、でも懐かしく温かくもあり、大人も引き込まれます。また、「にんげん、やさしささえあれば、やらなきゃならねえことは、きっとやるもんだ」の言葉がとても好きです。子どもがその箇所でぎゅっと抱きついてくれた時は、とても嬉しかったのを覚えています。
(広島県在住、3歳3ヶ月、日本語400冊)
(広島県在住、3歳3ヶ月、日本語400冊)
おススメの理由:この「モチモチの木」のジサマの行動、豆太に対する思いやりやその言葉の端々に、日本人でよかった~とまで思えるほどの暖かさを感じました。私はイタリアに住んでいます。最近、日本人の若いお母さんと話したときに、「童謡?古くない?家では歌わない」といっているのを聞きました。さらには、「日本の文化?」そんなのどうでもいいんじゃない?などという声も聞きました。でも、やはり日本で生まれ育ったからには、どこへいっても日本人です。どこまでも大切にしたい日本の心が、この「モチモチの木」のストーリーには有る気がします。子どもが3歳前に購入しました。難しいかなと思いましたが、一時期毎日「豆太よ
んで」ともってきました。「おばけー」のところを自分でよんだりしたり、一緒に楽しみました。特に子どもが、「ジサマ」をしばらく「おジサマ」と呼んでいたのが面白かったです。いまは「ジサマ」と理解したようで、、もう「おジサマ」とは呼ばなくなってしまいました。版画もシンプルですがとってもきれいです。
(イタリア在住、13歳長男、12歳長女、4歳5ヶ月次女、日本語133冊・イタリア語115
冊・英語8冊)
んで」ともってきました。「おばけー」のところを自分でよんだりしたり、一緒に楽しみました。特に子どもが、「ジサマ」をしばらく「おジサマ」と呼んでいたのが面白かったです。いまは「ジサマ」と理解したようで、、もう「おジサマ」とは呼ばなくなってしまいました。版画もシンプルですがとってもきれいです。
(イタリア在住、13歳長男、12歳長女、4歳5ヶ月次女、日本語133冊・イタリア語115
冊・英語8冊)
3歳半になる頃に読み聞かせたところ、とても気に入って毎日読んで読んでとせがまれました。ページごとに広がる版画独特の美しさや表現のリズムに面白さを感じたようです。「長いかな」と思ったのですが、ページごとの長さや話の展開がちょうど良く、ワクワク、ハラハラしながら読み進められるようです。3歳でも後半の展開で主人公を応援して見守り、最後にジンときてホッとしている娘の様子に私も胸が熱くなります。「モチモチの木」を読んでから、親子で選択する絵本の幅が広がりました。元々、日本の昔話を好む子どもでしたが、まだ早いかなと思っていた民話等も読んでみるととても面白そうに聞いてくれます。家族で読み聞かせを楽
しむこの出来る毎日に、穏やかな幸せを感じています。
(千葉県在住、3歳10ヶ月女の子、日本語450冊)
しむこの出来る毎日に、穏やかな幸せを感じています。
(千葉県在住、3歳10ヶ月女の子、日本語450冊)
30年前、父に何度となく読んでもらい、今私が息子に読んで聞かせています。表情豊かな絵、「人間やさしささえあれば、なんとかなる」というすばらしいメッセージは年月を超えて語り継ぎたいものです。