ジョン・バーニンガム(作) 千葉茂樹(訳) ほるぷ出版
お勧めの絵本の理由やお子さんの反応など
自分の子どもや他人に対して、悪いレッテルをはっていませんか?例えば、「うちの子は、引っ込み思案」、「あの子は、乱暴な子」、「この子は、落ち着きのない子」など・・・。また、「他人と過去は変えられない」とおっしゃる方がいらっしゃいますが、本当にそうでしょうか?実は、他人も過去も変える事ができます。どうすれば良いかと申しますと、「焦点の当て方を変える」と良いのです。そうすることで、悪い事に見えていた行動が、良い行動に見える事が多いのです。この絵本では、大人から、「乱暴者」「やかましい」「いじわる」「野蛮」「だらしない」「きたない」と言われていた、主人公のエドワルドが、他の大人からプラスの解釈の言葉を伝えられることで、どんどん行動が変わっていく様子を、子どもにもわかりやすく描かれています。そのプラスの解釈は、読んでいる大人に対して、子どもへのプラスの解釈とそのつたえ方を教えてくれるのです。育児書を何十冊も読むよりも、この絵本を何十回も読む方が、気付きが多いように感じます。子育て中の親御さんには、自分のために、ぜひ読んでいただきたい絵本です。そして、幼稚園・保育園・学校の先生など、子どもと関わっている方にも、自分のために、ぜひ、読んでいただきたい絵本です。(集中力がついたお子様向き)