さばうりどん

長谷川摂子(作) 伊藤秀男(絵) 岩波書店

お勧めの絵本の理由やお子さんの反応など

お勧めしたい本はたくさんあります。でも、思うことは、私が好きな本と、子どもが好きな本は違うなあ、ということです。ですから、月間で届く絵本のシリーズを何コースもとっています。すると、今月はどんな本が届くか自分も子どもも楽しみです。さて、このたびおすすめに選んだ本、「さばうりどん」ですが、これもやはり私の予想にはなかった子どもたちが「はまった」本です。これは、昔話シリーズの本の1冊です。このシリーズの本はどれも、文のイントネーションや様子を表す言葉がとても独特で印象ぶかいことが特徴だと思います。さばうりどんのだいじな「さば」を全部食べてしまった憎らしいやまんばですが、最後には「なんだかちょっぴりかわいそう」としんみりした5歳の長女、「どこいっちゃったの?」という謎を解き明かしたい長男は、何度も何度も「これ読んで!」とせがんだ本の一冊です。ほかの子どもたちはどのような反応を見せるのかしら?おすすめです!