きょうはみんなでクマがりだ

マイケル・ローゼン(再話), ヘレン・オクセンバリー(絵), 山口文生(訳) 評論社

お勧めの絵本の理由やお子さんの反応など

お父さんと4 人の子ども達(一人は赤ちゃん)とペットの犬で、クマがりに行くお話です。文章のリズムがよく、少し変えた繰り返しが続くので、節をつけてノリノリで読めて楽しくなるところが好きです。子どもも体を動かして、笑顔になります。擬音語、擬態語がたくさん出てきて、文字の大きさも大きくなったりして、楽しいです。赤ちゃんを、お父さんとお姉ちゃんお兄ちゃんで変わる変わる抱っこしているのも、いいなあと思います。クマ狩りという冒険に行くドキドキワクワク感と、実際にクマに出会った後の展開のギャップがまた楽しいです。感動したり教訓があるお話では全くありませんが、こんなにユーモラスでノリノリで楽しい絵本を他に知りません。一年生の教室で読み聞かせをしたときも、子どもたちに好評でした。
(沖縄県在住、7歳男の子・5 歳1 ヶ月男の子、日本語420 冊・英語20 冊)