キヨノサチコ(作) 偕成社
ノンタンが目を覚ますと、
おねしょをしていました。
ノンタンのおねしょはさかなの形です。
うさぎさんも
くまさんも
ぶたさんも
たぬきさんも、
それぞれ違う形のおねしょをします・・・。
みんなでお布団を干すと、
黒雲さんが出てきて雨が降ってきますが、
風が吹いて、
黒雲さんはいなくなりました。
また、お日様が出てきて、
お布団はふかふかになりました。
というお話です。
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「子どもがおねしょをします」という悩みを聞くことがあります。
子育てのアドバイスを行っている立場の私の仮説なのですが、
「無理なトイレトレーニング」や
「夜におむつを取るのが早すぎること」などは、
大きな原因だと思います。
いかがでしょうか。
また、
人の行動が継続する場合には、
「継続のきっかけ」があるようです。
おねしょの場合、
最初におねしょをしてしまうのは、
たまたま寝る前にトイレに行かなかったり、
夜に水分を取りすぎてしまったなど、
些細なことかもしれません。
そして、それによって、おねしょが継続してしまう理由は、
次のようなことかもしれません。
(1)こどもがおねしょをすると、親が、深刻になったり真剣になったりして、「【おねしょ】をしないように」とおねしょに焦点を当ててしまうこと。
(2)おねしょをすると、いつもよりも子どもへの声掛けが多くなること。
(3)おねしょをすると、子どもへ集中する行動を行うこと。
つまり、
親がおねしょに意識を集中してしまうために、
子どもがおねしょをしないとしらんふり、
子どもがおねしょをすると子どもへ集中する言動をおこなってしまうのは、
おねしょの継続の大きな理由のように、私は感じています。
なぜならば、子どもにとって、
親に無視(しらんふり)されるのは命の危険を感じるほどつらいことで、
親の意識が自分に向くことは、子どもにとって至福の喜びだからです。
では、どうしたらスムーズかと言いますと、
おねしょをしたとしても、いつものように接し、
平常心で、着替えをさせたり濡れたお布団の処理をします。
ただ、それだけです。
日ごろから、
『ノンタン おねしょでしょん』を読んでおくと、
おねしょに対して楽しい気持ちを持つことができるので、
おねしょをしなかったり、
子どもがおねしょをしても親は
特別に気にせずに過ごせる可能性が高くなるかもしれません♪