おばけのてんぷら

せなけいこ(作) ポプラ社

お勧めの絵本の理由やお子さんの反応など

子ども2人ともが好きな絵本、という基準で選びました。うさこが、うっかりメガネをテンプラのころもの中に落としてしまう場面と、おばけが「ちいさくなーれ、べろべろばー!」という場面で、子どもたちが大喜びです。他にも子ども2人が好きな絵本はあるのですが、他の絵本と違い、
この絵本は笑顔になれる楽しい絵本なので、おすすめの1冊にいたしました。ちなみに、テンプラのにおいにつられて、おばけが来てしまうと困るので、我が家ではテンプラを作るのは昼食です。
(東京都在住、5歳1ヶ月男の子・3歳1ヶ月男の子、日本語130冊・英語20冊)
このシリーズはめがねうさぎのゆるいキャラが肩の力が抜けて好きなのですが、なかでも「おばけのてんぷら」は私が子どもの頃読んだ記憶が残っているほど印象深い作品です。おばけにも怖いどころか親しみを感じます。おばけが怖い子もこれを読んだら好きになるかも!?子どもも1歳の頃から大好きで「おばけのてんぷら読む!」と持ってきて、何度も「もう1回!」とリクエストします。
(北海道在住、2歳3ヶ月女の子、日本語320冊・英語50冊)
息子が1歳3ヶ月の時に買い与えましたが、その時はほとんど興味を示さず、「まだ難しかったかな?」と思っていました。が、数ヶ月後、他の絵本でおばけという存在を知ってからは毎日持って来るようになりました。おばけが登場する後半から、目を輝かせて楽しそうに見ています。怖いはずのお化けが、てんぷらを美味しそうに食べたり、うっかり天ぷらの衣の中に落ちてしまうところが面白いのではないでしょうか?読み終わった後息子が、天ぷらを作って~!とばかりに台所に駆けて行ったことも(笑)切り絵とは思えない、キャラクタ-の豊かな表情も魅力です。
(韓国在住、1歳10ヶ月男の子、日本語60冊・韓国語115冊)
子どもがおばけの絵本がだいすきでタイトルを見て購入しました。初めてこの絵本を読んだとき、危うくおばけがてんぷらになりそうになって逃げ出したところで目がキラキラと輝き絵本を読み終わったときには、2人で目を見合わせて『この本面白かったね~』と笑いあったのを覚えています。以来、この絵本が大好きで『今日はなんの絵本みる?』と聞くと1ヶ月以上毎日のように『おばけのてんぷら』と言っていました。今ではお話を暗記してときどき読んで貰っています。