メラニーガース(作) ローラ ハリスカ・ベイス (絵) きたむら まさお(訳) 大日本絵画
10匹のてんとう虫が、ページをめくるたびに、一匹ずつ少なくなっていく、お話です。
しかし、最後のページでは・・・・。
おすすめのポイント
「数字や数を覚えさせたい!」とご相談を受けることが少なくありません。
実は、乳幼児期は、【10まで】の物の数を、
足したり引いたり分けたり比べたりすることが重要です。
例えば、5歳0ヵ月で、1000までの数字を順番に暗唱できたとしても、
IQは、90(生活年齢は4歳6ヶ月)という事がございます。
しかし、10までの物の数を、
足したり引いたり分けたり比べたりすることができますと、
高いIQの値がでますし、小学校お受験にも対応できます。
では、どうしたら良いかと申しますと、
生活の中で意識をして【楽しく】物の数を数えたり分けたりすることです。
また、そのような事柄が載っている絵本を、
親子で楽しむのも良い方だと思います。
この絵本は、大人から見ると単純に見えるかもしれませんが、
繰り返し読んでいますと、数に興味を持ちながら、
数だけでなく、文字も覚えます。
そのため、この絵本は、仕掛け絵本になっていることに、
意味があるように感じました。
絵本って、素晴らしいですよね!
余談ですが、今回の絵本は、【楽しい子育て実践会】会員の、
Tさんに教えていただきました。
Tさん、ありがとうございます♪
お勧めの絵本の理由やお子さんの反応など
私はけっこう≪こどものとも≫が好きで,同傑作集などがおすすめなのですが、ちょっと珍しいもので、子ども(2歳)の大好きな本をご紹介します。この本は、10匹のテントウムシが色んな動物達の出現によって1匹ずつ消えていき、最後の一匹も風が吹いていなくなりますが、「なんだお家へ帰っていたのか」と判ったところでおしまい。何となくマザーグースを思わせるようなミステリーチックなストーリーで、読んでいるとドキドキします。Elic Carleの「はらぺこあおむし」のような穴あきのしかけがあって「てんとうむし」がプラスチックの立体で出来ています。子どもは指先でちょんちょんとつつきながら、いちにさんし・・・ページをめくるたび何度も数えます。挿絵の色も鮮やかで、ちょっぴりどこか別の空間に迷い込んでいるようなひとときが過ごせる絵本です。