いいからいいから

長谷川義史(作) 絵本館

【リーダーシップを身につける】絵本

「子どもに優しくしたいと思っているのですが、
自分に余裕がある時は、そのようにできるのですが、
自分に余裕がない時は、怒鳴ったり叱ったりして、
イライラをぶつけてしまいます・・・・」

このような内容のご相談をいただくことがあります。

お父さんやお母さんも人間ですので、
いつも心が安定しているわけではありませんよね・・・。

私も、寝不足や生理前などで体調が良くない時や、
予定がたくさんある時期などには、
心が慌ただしくなることもあります。

心が不安定な時や慌ただしい時こそ、
親は、人間性を磨くチャンスではないでしょうか。

その時に、大切な言葉は、
「いいから、いいから」かもしれません。

また、困ったと感じる時こそ、
「いいから、いいから」と言うことで、
心が安定するということを親子で学べるのは、
『いいから いいから』の絵本です。

この絵本のあらすじは、次の通りです。

かみなりの親子が突然家にやってきたのに、
おじいちゃんは、
「いいから いいから」と言って、
雷の親子に食事やお風呂を勧めて、
快くもてなします。

雷の親子が帰った後で、
気が付くと、
おじいちゃんとぼくのおへそがなくなっていました。

でも、雷の親子は、
おへそを返してくれたのです。

その様子を、
楽しい絵とテンポの良い文章で表現しています。

雷の親子は、
突然訪れたネガティブなことを象徴しているのかもしれません。

そして、
ネガティブに感じることが起きても、
「いいから いいから」と安心できる言葉を伝えながら、
丁寧に対応することで、happyな結果をもたらすことを
絵本を通じて、教えてくれます。

これからは、
リーダーシップを持った人が、
特に活躍する時代です。

リーダーシップのためには、
どんな時も落ち着いて対応できる能力を持つことが必要です。

絵本は、乳幼児の潜在意識を刺激する読み物です。

この絵本を読むと、、
どんな時も落ち着いて対応できる能力を、
親と子で、磨くことができます。

◆この絵本を読むことをお勧めしたい人◆

▼リーダーシップをお子さんに身につけさせたい方

▼どんな時も安心して対応したいお父さん&お母さん

▼「いいから いいから」を口癖にしたい方

お勧めの絵本の理由やお子さんの反応など

息子が1歳4ヶ月の時に購入しました。どんな事にもいいからいいからと笑って受け入れるおじいちゃんが素敵で、我が家で『いいから、いいから』というセリフが大流行しました。その時の息子には少し長いお話だと思ったのですが、すっかり気に入って暗唱してしまうほど何度も読んでとせがまれました。『つるっとすべって、あっ!』の所が特にお気に入りで、自分もすべる真似をして笑います。絵がのびのびとダイナミックで面白いです。
娘は1歳6ヶ月ですが、いいからいいからと繰り返しの韻が好きなのか、毎日のように読んでと持ってきます。いいからいいから・・と読むと自分もゆったりした口調で『いいからいいから・・』と真似をするので見ていて微笑ましくなってしまうんです。絵本の内容も面白く、読み終わった後は娘と二人笑顔になってしまいます。娘も好きですが、親の私も楽しめる一冊になっています。