松谷みよこ(作) 童心社
【賢い子に育てる絵本】⇒「松谷みよ子あかちゃんの本『いないいないばあ』」
絵本はいつから読んであげたらよいのでしょうか?
私は、妊娠が判ったらすぐに読み始めることをお勧めしています。
理由は、お母さんの気持ちが安定することでお腹の中の赤ちゃんが安定するからです。
2011年、翻訳絵本を含め、日本の絵本で初めて500万部を突破した、
「松谷みよ子あかちゃんの本『いないいないばあ』」。
生まれてすぐからこの絵本を繰り返し読むと、
賢い子に育ちます。
その理由は・・・
あらすじ
ねこちゃん、くまちゃん、ねずみさん、きつねさん、のんちゃん、
の順番で「いないいないばあ」をしていきます。
子育てワンポイントアドバイス
この絵本をお持ちでしたら、
絵本を開きながら、メールマガジンをお読みくださいね。
発行されてから40年以上たっているのに、
この絵本が愛され続けているのは、なぜでしょうか?
それは、この絵本を読むと赤ちゃんが喜ぶからです。
では、この絵本を読むと赤ちゃんが喜ぶのは、
なぜだと思いますか?
赤ちゃんの特徴に応じた絵本だからです。
生まれたばかりの赤ちゃんは、
黒色だけを認識し、
次に赤色を認識します。
この絵本の中表紙に出てくるねずみさんは、
赤と黒で描かれています。
また、赤ちゃんが自分で動かせる体の部分は少なく、
一番自由に動かせるのは視線です。
赤ちゃんの頃に視線を動かすことで、
脳は活性化されます。
この絵本では、
「いないいない・・・」までは、向かって左に絵が描いてあり、
「ばあ」で、絵は向かって右に描かれています。
そうすると、赤ちゃんの視線は、
左から右へ動きます。
また、「いないいない・・・」の時は、
ねこ、ねずみ、キツネのしっぽは向かって右側に描かれていますが、
「ばあ」の時に、しっぽは左側に描かれています。
絵本を読んでいる大人の多くはこの違いに気付きません。
でも、絵本を読んでもらっている赤ちゃんは、
この違いにちゃんと気づいています。
このような、一見ささやかに見える違いに毎日触れることで、
赤ちゃんの脳は活性化します。
だから、生まれてすぐからこの絵本を繰り返し読むと、
賢い子に育つのです。
「昭和っぽい」「絵が怖い」と、
親の感性でこの絵本を避けるのは、もったいないことだと思います。
素晴らしい絵本、読み継がれている絵本は、
子どもの感性を豊かに育む工夫がされています。
お子さんが大好きなお父さんやお母さんの声で、
この絵本を読んであげてくださいね♪
お勧めの絵本の理由やお子さんの反応など
1歳すぎから、一人でブツブツ読んだり、最近は、周りの大人やぬいぐるみに読んであげたり、読んで欲しいと持ってきたり、成長に合わせて、いろん
な読み方ができる絵本だと感じました。
(和歌山県在住、1歳10ヶ月女の子、日本語150冊)
(千葉県在住、3歳6ヶ月、日本語200冊・英語50冊)
いないいない・・と、つぎのページをめくって、ばぁ、と読むと、今でもにこにこ笑っています。
(千葉県在住、2歳6ヶ月、日本語100冊)
個人的には絵柄も好みではなかったのですが、子どもにとってよい絵本というのがあるようだと考えるきっかけになりました。
内容も、すっかり覚えています。
そして、2ヶ月だった次女に、私が読み聞かせているようにして、長女が読み聞かせていたのがこの『いないいないばあ』でした。
兄弟のコミュニケーションをとる、最初の絵本としておすすめです。
理由は、子どもが、いないいない [ばあ]のページをめくった時、大笑いします。
それとまだ、言葉では言いませんが、読んで欲しいのか、私に渡してくれます。
で、読み終わるとまた、はじめから読んで欲しそうな仕草をするので、この本はお勧めです。
普段自分が一緒にしている遊びなので、馴染みが子どもなりにあるのだと思います。
私も子どものころお気に入りの絵本でした。
絵も柔らかい感じで、暖かさを感じます。