いとうひろし(作) 講談社
お勧めの絵本の理由やお子さんの反応など
いろいろなことを絵本と同じようにおじちゃんに守られ、学んでいたので、自分の成長とともにおじいちゃんが年をとっていくということがわかってきたようです。娘が絵本ではじめて涙ぐんだ本です。
(東京都在住、5歳9ヶ月の女の子、日本語700冊・英語50冊)
(東京都在住、5歳9ヶ月の女の子、日本語700冊・英語50冊)
何度読んでも最後のページでは涙があふれます。温かい絵・文章もシンプルですが、とても奥の深い絵本だと思います。この絵本から私自身が「子どもの成長を信じて見守る」事を学びました。温かく見守られて育った主人公は、今度はぼくの番だと、おじいちゃんを大切に見守ります。心にしみるラストです。この絵本は長男の小学校入学前後によく読んでいました。「ゆっくりどうぞ。焦らなくて無理しなくていいんだよ」環境の変化・とまどいを優しく包み込む、そんなメッセージが伝わる一冊だと思います。最近、私が戸惑っていると「おかあさん♪だいじょうぶだいじょうぶ!」と、息子達が声をかけてくれます。その成長が嬉しく、そして心強く思います。この絵本に出会えて、本当に良かったです。
(愛知県在住、7歳2ヶ月男の子・4歳4ヶ月男の子、日本語700冊・英語80冊)
(愛知県在住、7歳2ヶ月男の子・4歳4ヶ月男の子、日本語700冊・英語80冊)
「だいじょうぶ」シンプルだけど、温かい言葉です。読む度に涙が溢れ出し、自分が子どもの頃におじいちゃんと触れ合った思い出や、やさしさやあたたかさを昨日の事のように感じ涙が止まらなくなりました。大人になると忘れてしまう大切な心の扉が開いていくような気がしました。私も今、子どもを育てていく中でこんな素直な気持ちを大切にし、子どもと沢山触れ合えていけたらと感じました。
私の父が昨年10月に他界し、途方にくれている時にふと立ち寄った本屋で見つけました。うちの子どもと私の父とも、こんなふうな関係が築けるまで父が長生きしてくれていたらと思うと、読むたびに涙が止まらなくなります。しかし、私が育児で迷っている時に父がいつも、『だいじょうぶ、だいじょうぶ』と言ってくれていたことを思い出して、私も父の変わりにこんなふうに子どもをあたたかく見守るように育てられたら・・・と思っています。