コッコさんのともだち

片山健(作) 福音館書店

幼稚園や保育園に元気に通い、たくさんのお友達と公平に遊ぶのは、
親にとって、理想の姿かもしれません。

でも、慎重に人間関係を作ることや少人数のお友達とじっくり遊ぶのも、
その子の個性です。

この絵本の主人公のコッコさんは、保育園で独りぼっちで過ごしています。

ある日、お友達が一人出来、お友達と喧嘩をし、
やがて、お友達関係が広がってきます。

この絵本は、絵も文章も地味ですので、
本屋さんや図書館に置かれていても目立ちません。

華やかでないけれど大切なことを、教えてくれる絵本だと感じました。

保育園や幼稚園でのお子さんの過ごし方に不安がある親御さんは、
この絵本をお読みになることで、
幼児の心や行動の動きを学ぶことができます。

お勧めの絵本の理由やお子さんの反応など

長女が幼稚園に入園する前に購入した本です。初めての幼稚園に親も子もドキドキ、不安だった気持ちがこの本を読んで安心したことを覚えています。お友達と心のすれ違いがあったときに読むと温かい気持ちになれます。
(東京都在住、5 歳8 ヶ月女の子・2 歳8 ヶ月女の子・8 ヶ月男の子、日本語800 冊)