カレン・カッツ(作) 石津ちひろ(訳) 講談社
おすすめのポイント
お子さんへの愛情を伝えながら、数字も学べる一石二鳥の絵本です。
赤ちゃんが眠る前に家族が順番に、赤ちゃんにキスします。
初めのページには、
「ちっちゃな ゆびに 10かい そーっと キッス」の文章と
ハートが10個と「10」という数字が書いてあります。
次のページには、
「ぱたぱた うごく あしに 9かいわらいながら キッス」の文章と
ハートが9個と「9」という数字が書いてあります。
このように、素敵な文章と
10からカウントダウンする数字とその数のハートが書かれています。
また、この絵本は、すべてのページに、
家族が赤ちゃんにキスをする場面が、
温かいタッチで描かれていますので、
文章を読まなくても、ページをめくって絵を見るだけで、
幸せな気持ちになれます。
過去にもお伝えしましたが、
乳幼児期は、【10まで】の物の数を、
足したり引いたり分けたり比べたりすることが重要です。
例えば、5歳0ヵ月で、1000までの数字を順番に暗唱できたとしても、
IQは、90(生活年齢は4歳6ヶ月)という事がございます。
しかし、10までの物の数を、
足したり引いたり分けたり比べたりすることができますと、
高いIQの値がでますし、小学校お受験にも対応できます。
では、どうしたら良いかと申しますと、
生活の中で意識をして【楽しく】物の数を数えたり分けたりすることです。
また、そのような事柄が載っている絵本を、
親子で楽しむのも良い方だと思います。
数字や数を教え込まなくても、家庭に、このような環境を作る事で、
子どもは、自然に数字や物の数を学びます。
「オッペンハイム・トイ・ポートフォリオ」2002年金賞受賞の絵本です。