角野栄子(作) 偕成社
お勧めの絵本の理由やお子さんの反応など
おばあさんが亡くなって、ひとりぽっちになったおじいさんは、長い間ふさぎこんでいます。ある朝「おばあさんがつっくてくれたおだんごスープがのみたな」と、つぶやいたおじいさん。そこからお話が繰り広げられていくのですが、おじいさんの、活力に満ちていく表情がとても魅力的です。また、部屋に置いてある花瓶の花の様子も、おじいさんの気持ちの変化を表しているようで、ほのぼのとします。
(大分県在住、4歳7ヶ月女の子、日本語560冊)
(大分県在住、4歳7ヶ月女の子、日本語560冊)
食べ物が出てくる絵本はなぜか子ども心を引きつけるようです。この本を読んでからおだんごスープが大好きになり、にんじんやジャガイモもたべてくれるようになりました。切ないような感じもありながら、こころ暖まるお話だと思います。