もっと おおきな たいほうを

二見正直 (著)

「競争を止めよう!」「自分を幸せにする行動を選ぶ」絵本!

「人と比べる」「競争をする」というのは、
一時的な効果があるかもしれませんが、
『本当に幸せになるため』には不要なことかもしれません。

しかし、
「人と比べ」て、自分や我が子が「劣っていること」で、
悩んでいる親も少なくありません。

「人と比べること」や「競争すること」はつまらないことで、
「自分を幸せにする行動を選ぶ」ことは大切。
と思える絵本を1冊紹介します。

あらすじ

王様は大砲を一つ持っていました。

そして、この大砲を打ちたくて打ちたくて仕方がありませんでしたが、
戦争が無いので、それができません。

ある日、3匹の狐が、川で勝手に魚を取っていました。

狐を追い払うために、
王様は、この大砲を打ちました。

すると、狐は、もっと大きな大砲を持ってきて王様たちに打ちました。

王様は、狐よりもっと大きな大砲を作りましたが、
狐は、もっともっと大きな大砲を作りました。

やがて、王様は、
大砲の数で競争したり、
大砲の見た目の派手さで競争したり、
大砲の形の面白さで競争したりしますが、
狐に負けてしまいます。

しかも、狐が作った大砲は、
全て、枯葉に魔法をかけて作った偽物だったのです・・・。

王様に残ったのは、
大小様々、へんてこな大砲だけでした。

そこで王様は、その大砲を使ってあることをしました。

それは、王様自身が幸せになる行動でした。

それから、王様は、
「大砲を打ちたい」とは思わなくなりました。

王様がした、大砲を使った自分を幸せにする行動とは、
何だと思いますか?

それは、この絵本を読んでからのお楽しみ♪

子育てワンポイントアドバイス

つい、
「人と比べること」や「競争をすること」って、
ありませんか?

このようなことをしても、
幸せになる可能性はとっても小さいですよね。

なぜならば、
「人と比べること」「競争すること」というのは、
他人を見ているからです。

つまり、自分を見ていない。
ということなんです。

あることをしても、
幸せを感じる人もいればそうでない人もいます。

人によって、
幸せの基準は違います。

だから、
自分の幸せに焦点を当てること
(=フォーカスすること)
がとっても大切です。

この絵本は、
「人と比べること」や「競争をすること」は不要で、
「自分を幸せにする行動を選ぶこと」は大切と教えてくれます。

このような方にお勧めです。

●つい「人と比べてしまう」方

▼「つい「競争してしまう」方

■「自分を幸せにする行動を選びたい」方

●「子どもに、幸せな行動を選んでほしい」方